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2005年5月10日 (火)

昨日取り上げた「神州天馬侠」は、吉川英治の少年少女小説の中でも代表的な作品です。

吉川英治自身、息子の吉川英明(当館館長)に対して、「自分の作品で後世まで残るものがあるとしたら『宮本武蔵』と『神州天馬侠』だろう」と語っていたというくらい、お気に入りの作品だったようです。

でも、実はこの作品、完結していないって、ご存じですか?

作品のクライマックスは武州御岳神社(この記念館からはすぐ近くです)での兵法大講会。

しかし、この大講会では、武田伊那丸たち天馬侠と宿敵徳川勢の争いは完全決着していませんし、何より、徳川勢によって卑怯にもさらわれた天馬侠の一員・咲耶子の行方は知れないままで、作品が終ってしまうのです。

雑誌連載の最終回を見ると「前編完」とあります。
つまり、後編があるはずだったのです。

しかし、吉川英治は、後編に着手しないまま世を去ってしまいました。

誰か、後編を書いて、作品を完結させてみませんか?

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