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2005年5月27日 (金)

来館者の方が通る順路の一部を少しいじりました。
母屋の周りの砂利道の部分です。

面白いもので、長い年月人が通っていると、自然と場所によっては土が堆積したり、逆に土が減ってしまったりして、地形が微妙に変化します。
母屋の西側、書斎の前あたりに、土や砂利が溜まってしまう場所があるので、それを漉き取って、平らにならし、あわせてその土に埋もれてしまっている昔の踏石を地表に出そうという魂胆でした。

その際に、どうしても邪魔になる石がありました。
その石は、踏石でもないのに順路のど真ん中にあるのです。
見たところ2~30センチ四方くらいの石で、今は数センチしか地表に出ていませんが、土を漉き取ると、当然より大きく地表に出ます。
通行の邪魔だし、危険です。
そこで取り除くことにしました。

一見簡単に取り出せそうでしたが、意外に大きく、結局ユンボウ(パワーシャベル)を使って、やっとのことで地上に出しました。
数百キロはありそうな立派な石でした。

古い人の話では、この庭にもともとあった池の縁を囲んでいた石のひとつだということです。

そう、吉川英治がこの屋敷を購入した時、庭には池があったのです。
しかし、吉川英治は、なぜかこの池が気に入らず、埋めて築山の一部にしてしまいました。
その時にそのまま埋められてしまった石だったのです。

ひょんなことで半世紀ぶりに日の目を見たこの石。
庭石としてはなかなか良いものです。
どこかに再利用しようと思っています。

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