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2005年5月26日 (木)

昨日はタイルを中心に書いたので説明が足りなかったかもしれません。

吉川英治記念館は、吉川英治が昭和19~28年に生活した屋敷の敷地内に建っています。
ここは、地元農家の屋敷を買い取ったもので、吉川英治が建てたものではありません。

屋敷は、江戸時代に建てられた母屋・蔵・長屋門と明治に建てられた離れで構成されています。
離れは洋館風建築になっており、そこに「本業タイル」が使用されています。

ところで、昨日触れた『日本のタイル』という本には面白いことが書かれています。

以前、吉川英治が作家デビューの頃、長野県角間温泉の越後屋で執筆していたということを書きました。
その越後屋が、「過渡期のタイルさまざま」というコーナーで紹介されています(紹介文では角田温泉と誤植されていますが)。
この越後屋の浴槽に「本業タイル」が使用されているのです。

当時は今と違って「本業タイル」も珍しいものではなかったのかもしれませんが、不思議な縁を感じます。

もっとも、模様の色が、書斎のものはコバルトブルー、越後屋のものは褐色なので、吉川英治自身が書斎のタイルを見て越後屋を思い浮かべたかどうかは疑問ですが。

なお、越後屋には、もうこの「本業タイル」の浴槽は残っていないようです。

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