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2005年6月26日 (日)

川柳

電話でこんな問い合わせがありました。

自分の姉が、以前、吉川英治記念館に行った時、展示品の中に自分たちの父親の名前があるのを見つけたと言うのだが、それはどういうものか。

と言うのです。

話の中で「父親は『すヾ六』という号で川柳をやっていた」と聞き、ある資料のことを思い出しました。

平成9年に「川柳家・吉川雉子郎」展という特別展を行いました。
そこに「川柳句会記」というものを展示しました。

吉川英治は作家デビュー前の青春時代、≪雉子郎≫という柳号で、川柳家として活躍していました。
その頃の句会で、上位入賞者の句を記録したものが、当館の資料にあり、それを展示したのです。

詳しく書くと、大正4年3月に行われた第七回さくらぎ会の記録です。
この句会の席題は「生」「焼」「腹」で、吉川英治は

気ちがひの武士も習はぬ腹を切り

で天位(最優秀賞)を獲得しています。

この資料の中に、確かに「すヾ六」の名がありました。

感吟(佳作に相当)として

生甲斐も無く四人産み五人産み

が採られています。

やはり、この資料をご覧になったのでしょう。

しかし、8年も経ってからお問い合わせが来るとは思いませんでした。


本日付で、300万人まで残り514人になりました。

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