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2005年8月 1日 (月)

瀬戸内寂聴

一方、瀬戸内寂聴さんも、作家であると同時に、徳島文学書道館の館長をなさっています。

この徳島文学書道館は、もともと瀬戸内さんが長年、自身の出身地でもある徳島県に文学館を、ということで働きかけを続けた成果として誕生しました。

誕生までには、推進した県知事が、収賄事件を起こすといったスキャンダルがあったり、文学館単独のはずが書道も含めた施設になっていたとか、紆余曲折があったというようなことをお話くださいました。

そんな中で、瀬戸内さん自身、若い頃は徳島には文学者はいないという思い込みがあったけれど、調べてみれば少なからぬ文学者を生み出している、文学館を訪ねることで、そうした人たちの存在を知り、郷土、そして日本への誇りを培って欲しい、それは≪生命の栄養≫である、というようなことを述べられました。

井上さんのお話にしろ、瀬戸内さんのお話にしろ、作家が文学館に期待するもの、という側面があります。
文学そのものを展示することが出来ない文学館という存在に対し、何を来館者に伝えて欲しいか、ということの意見表明と言えるのかもしれません。

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