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2005年8月 2日 (火)

シンポジウム

人気のあるお二人の講演の後、「文学館の魅力を求めて」というシンポジウムが行われました。
出席者は文学協議会の会長であり、詩人でもある中村稔さん、日本現代詩歌文学館館長で、歌人でもある篠弘さん、作家の加藤幸子さん、東京大学助教授の今橋映子さん。

内容はこのスペースで簡単にまとめられるようなものではないので、それはやめておくとして、印象に残ったのは、今橋さんのこんな話。

自分が生まれて初めて訪れた文学館は青梅の吉川英治記念館だった。 当時は、吉川英治の名も、宮本武蔵が何者かも知らない子供だったし、今となっては何がどんな風に展示されていたかも記憶に無い。 ただ、庭園も含めた吉川英治記念館が、全体として醸し出している吉川英治に対する敬意といったものが、子供心にも快いものとして感じられ、それが今でも心に残っている。

吉川英治記念館が目指していたものが、ちゃんと伝わっていたのだな、そう実感できる言葉でした。
と同時に、来館者の減少を気に病み、変化していかなければいけないという思いに駆られている私には、何か、誡めのようにも感じられ、はっとしました。

変えるべきもの、変えてはいけないもの、それを見極め、軸をきっちりと固めるところから、もう一度館の未来像を描き直そう、そんな気にさせられました。

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