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2005年9月11日 (日)

京都・奈良取材

取材旅行(6)の京都・奈良の旅ですが、この旅行については、「新・平家今昔紀行」には紀行文はなく、「新平家雑感」中の『客窓雑記』と「新平家落穂集」の昭和27年5月4日付に記述があるのみです。
しかも、昭和27年4月4日~19日という長い日程のうちの4月10日頃までの記述しかありません。
同行した編集者の小川薫氏が作成して当館にご寄贈下さった「『新・平家物語』行政帳」という資料を見ても、4月11日以降のことはほとんど不明で、特に15日~18日のことは、さっぱりわかりません。

さて、その小川薫氏の資料「『新・平家物語』行政帳」には、面白い記述があります。

この取材旅行には、吉川英治の家族も同行していました。ただし、全員一緒ではなく、旅の前半には長男・英明、次男・英穂、吉川英治の妹のかえが同行し、この3人が帰った後、入れ替わりで文子夫人、長女・曙美、弟・晋が合流するという形でした。

この男の子達を帰し、夫人が合流するまでに3日ほどあったのですが、その間にストリップを見に行った、というのです。

夕食後、吉川英治と小川薫、吉川英治の秘書の3人が、腹ごなしにホテル近辺を散歩しているとストリップ劇場にぶつかったので、≪社会見学≫として入場してみたのだとか。

入ってみると、客の中には田舎のおばさんたちがたくさんいて、キャッキャと大騒ぎしており、吉川英治もそれに混じって大笑いしていたそうです。

ところで、この時、吉川英治とばれないよう、マスクで顔を隠して入場したそうですが、ちょっとその姿を想像すると、笑ってしまいますね。

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