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2005年9月20日 (火)

大活字本

「新・平家物語」紀行展の会場に、取材旅行とは関係のないものが展示してあります。

「新・平家物語」のオンデマンド大活字本です。

≪大活字本≫というのは、高齢者や弱視者といった、小さな字が読みにくい方々のために、通常のものより字を大きく印刷した本です。
展示しているのは講談社デジタルコンテンツ出版部が試作したもので、「12ポ 明朝体版」「16ポ 明朝体版」「22ポ ゴチック体版」の3種を展示しています。

現在、書籍の電子化が急速に進んでいます(需要が十分あるとはまだ言えないでしょうが)。
一方、今では新刊の図書雑誌の原稿は、電子化したものが入稿されるのが当たり前になっています。

こうした状況を背景に、書籍の電子データを利用すれば、手軽にオンデマンド出版(注文に応じてその都度印刷製本し、在庫を持たない出版の方法)ができるのではないか、その際に、文字の大きさを変えることは簡単なのではないか、そうした発想から試作されたものです。

字を大きくするとどうしても判型が大きくなり、ページ数も多くなるため、本そのものの値段は高くなってしまいます。
また、元々オンデマンド出版は大量印刷を前提としないため、単価は通常の市販書籍より高いものです。
しかし、データ作成コストが抑えられるので、従来よりは低コストで大活字本が作れるはずです。

展示して半月ほどですが、高齢者の方を中心に、これならば読みやすいという声が、聞こえてきます。

福祉関係者や図書館関係者で興味がおありの方は、ぜひご来館下さい。

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