« 逆境 | トップページ | 攻玉社 »

2005年10月15日 (土)

人形

今日、10月15日は「人形の日」なのだそうです。

人形といえば、昭和30年に、重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に認定された人形作家に、堀柳女という人がいます。

この堀柳女と吉川英治が親戚だということを、ご存知でしょうか?

と言っても、2人の間は8親等も離れているのですが。

詳しく言うと、吉川英治の母方の曾祖母の姉の曾孫が堀柳女なのです。

親戚と言っても、これだけ遠ければ、まあ、他人同然なわけですが、実際、吉川英治がこの事実を知るのは、昭和30~31年に『文藝春秋』に連載した自叙伝「忘れ残りの記」の執筆中だったようです。
「忘れ残りの記」の中(「春の豆汽車」の章)に、自叙伝を書いたことで、面識のなかった親戚から連絡があり、自分の家系について色々教わったということを書いていますが、そんな事実の中のひとつが堀柳女と親戚関係にあるということだったのです。

曾祖母の曾孫なので、世代的には同世代で、吉川英治の明治25年生まれに対して、堀柳女は明治30年生まれと、ほんの5歳違いです。
それでいて還暦を過ぎるまで、そのことは知らずにいたわけです。

遠い親戚だからということだけでなく、そこには、家運の没落のため、親戚筋とは疎遠に過ごさざるを得なかった青少年期が影を落としている部分もあるのではないかと、思ったりもします。

|

« 逆境 | トップページ | 攻玉社 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 逆境 | トップページ | 攻玉社 »