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2005年11月19日 (土)

行幸あれこれ(3)

宮内庁からは、行幸啓のことは事前に公表しないで欲しいと要請がありました。
緘口令というほどではなく、宣伝したり、吹聴したりしないで欲しいという程度の要請でしたが、それに従って職員一同、家族以外には一切知らせませんでした。

にも関わらず、当日になってみると300人ほどの人たちが集まって来てしまいました。
手回しよく日の丸の手旗を用意して配った人までいたそうです。
どこから、どうやって知ったのでしょう?

意外に思ったのは、後日、宮内庁がちゃんと入場料金を支払ってくれたことです。
ただ、随行の宮内庁職員や女官の分だけだったのか、両陛下の分も含まれていたのか、記憶が定かでありません。
調べれば何人分の料金を頂戴したのかは分りますが、随行員の数がわかりませんので、はっきりしません。

入場料金とは別に、その日の案内役や説明役を務めた者に対し、記念の品を宮内庁から頂戴しました。
干菓子でした。
職員全員分ではなかったので、それを皆で分配しました。

私の父親は皇室への尊崇厚い人間なので、その後、帰省した時にこれを持ち帰って手渡したところ大変喜んでくれました。
良い親孝行になりました。

お菓子といえば、両陛下ご休憩の際に、お茶菓子としてお出ししたのが、紅梅苑の『柚篭(ゆずかご)』というお菓子でした。
実は、美智子皇后がこの『柚篭』を好んでおられ、何度かお求めになったこともあるということで、お出ししたものでした。

ご存知の通り、紅梅苑は吉川文子(吉川英治夫人)の始めた和菓子処で、当館のミュージアムショップでも商品を取り扱っています。
もちろん『柚篭』も。

最後に宣伝をしたところで、行幸の話はここまでということにします。

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