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2005年11月10日 (木)

アートプログラム青梅

≪アートプログラム青梅≫というのは、多摩川上流域に縁のある現代美術作家を中心にして始められたアートイベントです。
2003年から始まったもので、今年が第三回になります。

2003年の第一回『温度差7℃』は、旧青梅織物工業協同組合クリーニング工場と旧都立繊維試験場と旧青梅織物工業協同組合発券倉庫(現在はギャラリー・レストラン繭蔵として営業)という隣接した3つの古い建物を利用したイベントでした。

2004年の第二回『風景の心電図』の開催にあたって、上記の会場だけではなく、広く青梅市内全体にこのイベントを広げたいという主催者側の意向を受け、吉川英治記念館でも会場を提供するようになりました。

これは、吉川英治記念館としても、偶然にも、従来は年に一回しか行っていなかった企画展やイベントの回数を増やしていこうと考えていたところに持ち込まれた話であったので、双方の思惑がうまく一致したとも言えます。

とは言え、文学館で現代美術作品を展示するということには、戸惑いを感じる来館者の方もいらっしゃるようです。
特に、大衆のための文学を目指した吉川英治だけに、そのファンの方も幅広い層にわたっていて、現代美術に関心がないという方も少なくありません。
しかし、逆に言えば、そうした方に現代美術に触れる機会を提供することも、意義のあることではないだろうか、と考えています。

いずれにせよ、同じ青梅で始まったこの新しい動きが、より大きなものになるように協力することは、吉川英治の意にも適うことなのではないかと思っています。

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コメント

アート系のブログをやっていまして、吉川英治さんの記事を書きましたので、関連記事ということで拝見に参りました。青梅でモダンアート、面白いですね。貴記念館へは何度かうかがいました。青梅は手描きの映画版師さんがいたり、商店街のイベントが注目されたり、文化的なところですね。

投稿: Dr.アート | 2005年12月20日 (火) 06時19分

コメントありがとうございます。
青梅には様々な文化的遺産と、文化に関心をもつ人々がいます。
アートプログラム青梅も新しい試みですが、その定着・発展に多少なりともご協力できればと思い、会場を提供しています。
ぜひ一度会期中にお運びいただければと思います。

投稿: 片岡元雄 | 2005年12月21日 (水) 16時31分

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