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2005年12月 3日 (土)

先日、韓国のデザイン事務所の方が、視察で来館されました。

何でも、韓国内で、ある人物の生家を保存して、そこを記念館にする計画に関わっているそうで、その参考とするためにいらしたそうです。

同様の視察は、日本国内からならば、何度か受けたことがありますが、海外からは初めてです。
良い機会なので、逆にこちらからも、韓国内での個人記念館の事情というものを聞いてみたかったのですが、相手は日本語は片言で、英語なら出来る、私は英語も韓国語もまったくダメ、ということで、コミュニケーションがスムーズにいかず、突っ込んだ話が出来ませんでした。

ところで、著名な人物の住んだ家を利用して記念施設を造っている例は、日本国内にもたくさんあります。
それらは、その家の中に入れるようになっているところと、入ることを禁じているところに二分できます。
吉川英治記念館は後者です。

家の中に入ってみたいという要望は、来館者の方から頻繁にいただきます。
デザイン事務所の方からもなぜ入れないようにしているのかと問われました。

家というのは物陰が多く、管理の目がどうしても行き届かなくなります。
実際、昔ある場所で、土壁に名前が彫りこまれているのを見ました。
せっかく家が公開されていても、そんなことになっていては、見る人も興ざめでしょう。
また、盗難を恐れて、家財道具や小物の一切を置かないようにした、空っぽの家を見ても、ガッカリなさるでしょう。

破損や盗難といった不届きな行為を許さず、しかし、せっかく家があるのだから肌でその雰囲気を味わいたいという思いも満たせるような、良い方法がないか、模索しているところなのです。

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