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2006年2月25日 (土)

座敷

先日から公開している母屋玄関の残りの一方、入って左手には、仏間と座敷が見えます。

ここは、以前から、吉川英治の命日である英治忌(9月7日)には来館者の皆様にお上がりいただいているところなので、その経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在、玄関のところに、昭和26年に撮られた座敷の写真を展示しています。
その写真を見ると、吉川英治が、この座敷で執筆をしていたことがわかります。

実は、現在、母屋の隣にある離れに書斎の様子を復元していますが、この座敷を書斎にしていた時代もあるのです。

詳しく言うと、昭和19年に転居してから、昭和23、24年頃までは、離れを書斎にし、昭和25年の「新・平家物語」執筆の頃から座敷を書斎にし始めたようです。

座敷は二間続きになっていますが、そのうち床の間のある一間を寝室に、玄関からも見える一間を書斎にしていたそうです。

朝、起床すると、そのまま文机につき、食事も歯磨き洗顔もそこで済まし、トイレに立つ以外はずっと文机から離れなかった。

執筆が波に乗ってくると、そんな様子だったそうです。

しかし、大きな屋敷とはいえ、1階の4分の1を吉川英治1人が占めていたわけですから、家人はさぞ気を使ったでしょうね。

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