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2006年3月 3日 (金)

卒業記念

吉川英治記念館のちょっとした修理などに入ってもらっている大工さんは、地元の出身の方です。

その大工さんから、長年ご寄託いただいている短冊があります。

吉川英治は、地元の子供たちのために、様々なことをしてきました。

例えば、終戦直後のものがない時代には、自分の専用原稿用紙を、生徒たちのノート代わりにと学校に寄付したり、資金を提供して優れた生徒を表彰する「梅花賞」というものを創設したりしました。

そんなひとつとして、昭和25年と26年、地元の吉野中学校(現・青梅西中学校)の卒業生全員に、はなむけのための短冊を贈りました。
大工さんの話では当時一学年に90余人ほどの生徒がいたということですが、その全員に1枚ずつ短冊を書いて贈ったのです。

ご寄託いただいているのは、その時の短冊です。

卒業生たちは、教師に引率されて吉川邸を訪ね、そこで吉川英治の講話を聞き、後日、その短冊を受け取ったそうです。

短冊には、こんな句が書かれています。

わすれめや学びの庭のつくしんぼ

優しく、温かさを感じる句です。

現在、特別展で展示しています。

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