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2006年4月14日 (金)

吉川英治賞贈呈式 3

文化賞の続きです。

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村山常雄さんは、シベリア抑留中に無念の死を遂げた日本人の名簿を独力で調査・整備してホームページで公開しておられます。

村山さん自身がシベリア抑留経験者です。
帰国後、教師になり、そのかたわら抑留経験を書き綴ってきましたが、教職を辞してから、70歳の誕生日を期に抑留中死亡者のデータベース化に着手したといいます。

その強い執念に驚きます。

スピーチでは、そこに足を踏み込むきっかけになった俳句をご紹介になりました。
聞き間違いでなければ、こんな句です。

シベリアのツル来て帰らざる兵士

シベリアから自由に渡ってくるツルと、ついに故国の土を踏めなかった抑留中死亡者が見事に対比された句だと思います。

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本村義雄さんは≪くまごろう号≫と名づけた自動車で全国をまわり、こどもたちへの童話口演活動を行ってきました。
もともと八幡市(現北九州市)の職員として市内での口演活動を行っていたそうですが、学生時代からの夢であった全国行脚をを行うために、市職員を早期退職してのことです。
実に、自動車の中に寝泊りしての全国行脚で、活動は全くのボランティア。
現在までに日本全国を5周。
約1400ヶ所の市町村を訪ね、6600回もの口演を行いました。

本村さんの方法は、事前に連絡を取って、日程を決めて口演するのではなく、自動車で走って、目に付いた学校や保育園・幼稚園に飛び込んで、その場で口演をするというもの。
スピーチではお金を取らないボランティアなのだから、行けば喜ばれるかと思っていたが、そうではなかったとおっしゃっていましたが、活動を始めたのが昭和60年からだそうですから、やむを得ない気はします。

スピーチでは、テレビではない生の語りの魅力を、こどもたちに伝えたいということを語られましたが、実は、北九州の魅力を全国に伝えることも、もう一つの使命なのだとか。

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