« | トップページ | 夫婦のゴルフ »

2006年5月30日 (火)

セーラー服

来週から開催する予定の「英治と文子 吉川夫妻の70年」展に使えるのではないか、と言って、吉川家から古い写真が送られてきました。
文子夫人の死後、家の中を整理している時に見つかったものだそうです。

セーラー服を着て、学帽らしきものをかぶった少女の写真です。
どうやら文子夫人の少女時代の写真のようです。

ちょっと不思議な感じがします。

というのも、文子夫人は「お父様、ごめんなさい」という回想文の中で、吉川英治と出会うまでの人生について、こんな風に書いているからです。

彫刻家であった父は身体が弱く、仕事は多くは出来ないので、とても生活は苦しかった。
父親の仕上げた品物を得意先に届けに行った帰りに、バス代の10銭を節約してそれで煙草好きの父に煙草を買い、徒歩で浅草から北千住まで帰宅したこともある。

こんな有様でしたので、小学校を終えるとすぐ、わたくしは働きに出る決心をいたしました。さいわい、千住でチョコレートを包む仕事が見つかりましたので、仲良しのお友達と、毎日、お菓子の下請け内職をしている家へ通いました。

調べてみると、当時の義務教育は尋常小学校までだったようなので、文章におかしなところはありません。
でも、そうすると、これは小学校時代の写真ということになるのですが、姿が小学生っぽくないのです。
それに、当時の小学校には制服があったのでしょうか?

ただ、同じ文章で、この数年後、よりよい収入を求めて銀座のふぐ料理店に勤めはじめたが、実年齢より大人びて見えたために、「お客の中にはいろいろなことをいいかける人も多く」、そのために店をやめた、と書いてもいます。

なるほど、この写真で小学生なら、今の中学生ぐらいの歳の時に、「いろいろいいかけ」られるのも納得できます。

え?
どんな写真かって?

それは展示を見に来てください。

お願いします。

|

« | トップページ | 夫婦のゴルフ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« | トップページ | 夫婦のゴルフ »