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2006年5月14日 (日)

母を詠む

母の日なので、吉川英治の母を詠んだ川柳・俳句・短歌をいくつか列挙してみます。

母あらばなど想う日の梅うらら
世の母をみなわが母と思いつもわれにひとりの母ありませば
めし茶わん手にふと冬の朝寒み母なきのちのながくもあるかな
奈良に来ても伊勢路に来ても見ればみとれぬ母ある人の母ともなうを

吉川英治は29歳で母を亡くしているため、母親不在の喪失感を込めたものが多くあります。
これらはその代表です。

母となり子となり足も拭いて呉れ
お母さんと呼んで見し用もなけれど
おふくろは俺におしめもあてかねず
こんな事書くかと思う母の文

母親の無償で無条件の愛情と、それに安心しきって身をゆだねている姿です。

吉川英治の母親への思いと、母子の関係が見えるようです。

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コメント

吉川英治さんの母に対する思いはとても深いですね。
私どこかできいたこんな吉川英治さんの母親に対する思いの言葉を覚えています。
私の心にはいつも母がいてくれる
この母がいるせいで悪いことができないのだ
心の中に生きる亡き母にだけは悲しい思いをさせまいと心に誓っている

この文章どこで見たのかすっかりわすれてしまいました。もしご存知であればお教え願いたいのですが。突然ぶしつけでございますがよろしくお願いいたします。

投稿: 池田好斉 | 2007年4月 1日 (日) 06時58分

>池田様

お読みいただきありがとうございます。

ご質問の件は、2007年4月1日付けの『母と宗教』という文章にして、回答を書きました。

そちらを読みください。

投稿: 片岡元雄 | 2007年4月 1日 (日) 12時03分

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