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2006年6月 3日 (土)

エンメイ

馬主としても有名だった吉川英治の所有するエンメイが、日本ダービーで転倒事故を起こし、殺処分された話は前にも書きました。

その問題の日本ダービーが行われたのは昭和31年6月3日。
つまり、ちょうど50年前の今日でした。

前にも書いた通り、吉川英治はこの時、「新・平家物語」を連載していた『週刊朝日』の愛読者大会出席のため関西に滞在しており、帰京したのは6月6日。
翌6月7日に、馬を預けていた田中厩舎を訪ね、エンメイの墓に参り、事故で重傷を負った騎手の阿部正太郎を見舞っています。

この事故の衝撃は大きく、日本中央競馬会では、これをきっかけとして事故防止委員会が設立されたと言います。
また、6月に行われていた日本ダービーを5月に変更したのも、この事故がきっかけだったとか。

というのも、この事故の起きた日、雨で重馬場だったため、これも事故の誘因となったと考えられたからです。
梅雨に入る前の5月に開催することで、馬場の不良を避けるという配慮なのでしょう。

本当に、競馬史に残る大事故であったのだと分ります。

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