« スポーツ観戦 | トップページ | 佐屋川句碑再考 »

2006年6月13日 (火)

父と夫と

今回の追悼特別展「英治と文子 吉川夫妻の70年」の準備をしている時にひとつ気がつきました。

というか、恥ずかしながら今回まで知らなかったのですが、文子夫人の父・池戸末吉の命日は、昭和12年2月13日なのです。

なのです、と何を力んでいるのかというと、こういうことです。

吉川英治は、この年の8月2日~24日に、毎日新聞の特派員として北支従軍に出かけているのですが、その間に前妻・やすとの離婚が成立し、帰国後に、文子夫人と結婚しているのです。

つまり、文子夫人は、年の初めに父親を亡くし、その年の秋に英治と結婚したことになります。
母親は既に昭和6年に亡くしていますから、両親共に失ったところで、結婚したわけです。

その結婚した相手は、28歳も年上。
親子の年齢差です。

そんなこともあって、吉川英治夫妻の関係は、夫婦であると同時に、親子でもある(さらに言えば師弟とも言える)間柄なのだと今までも理解してきました。
それが、今回、実際に、文子夫人にとって、父・末吉と入れ替わるように夫・英治を迎えたことになるのだと知って、ちょっと感慨を覚えたのでした。

|

« スポーツ観戦 | トップページ | 佐屋川句碑再考 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« スポーツ観戦 | トップページ | 佐屋川句碑再考 »