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2006年6月 1日 (木)

ボールと八卦

ゴルフといえば、吉川英治は、自身の奇妙な体験を随筆に書き残しています(今日のタイトルは、その随筆のタイトルと同じです)。

それはゴルフ練習場での話。
自分の打った球が空中で二つに割れたのだとか。

ボールが、宙で二つに割れるなんて、ありえない。しかし、たしかにそう見えたのである。ところが、ぼくから四、五人ほど後にいた人も、奇異な顔を茫然と仰向けている。
「ヘンだな」と向うでも云い「おかしい」とぼくも呟き、顔を見合せて、初めて覚った。
二人のボールとボールとが、偶然にも、空で衝突したのである。

いかに複数の人が同時に球を打つゴルフ練習場としても、まあ、普通にはありえないことです。
球が空中で二つに割れることの方が、まだしも可能性が高いんじゃないかと思えます。
球が古くて傷が入っていたりしたら、起こりそうな気がしますもんね。

一体どれぐらいの確率でこんなことが起こるものでしょうか。
ちょっと、どう計算したらいいかも見当がつきません。

この球をぶつけた二人は、「こいつあ、奇蹟だ、飲みましょうや」というわけで、一晩飲み歩いたそうですが、最後にその男性はふいっとどこかへ消えてしまい、それっきりになってしまったそうです。

世の中には不思議な縁というものはあるものですね。

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