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2006年8月19日 (土)

アホウドリ

先日、人気テレビ番組「トリビアの泉」に、東邦大学の長谷川博教授が登場しました。

それは

アホウドリはアホではないので呼び方を変えるべきだと主張している教授がいる

というトリビアの中ででした。

もちろん、こう主張している教授こそ、長谷川博さんです。

長谷川博さんは、昭和51年以来、30年にわたって鳥島でのアホウドリ保護に尽力している方で、この功績により平成10年に吉川英治文化賞を受賞なさっています。
私もお目にかかって、話をしたことがあります。
その時も、あの鳥の飛翔する姿にふさわしい「オキノタユウ(沖の太夫)」という名前に改めたい、ということは語っておられました。

しかし、どうもあの番組の作りはいただけない。
あれでは長谷川さんが、なんだか奇矯な変人のように見えてしまう。

番組では、長谷川さんのアホウドリ保護の取り組みについては、一言も触れていませんでした。
長谷川さんが登場した時の紹介テロップに「アホウドリ一筋30年」と書かれていただけです。

絶滅寸前だったアホウドリを、30年の歳月をかけて、人手を借りなくても自然再生していける一歩手前の状態にまで再生させた事に触れずに、あんな風に紹介したら、なんだかただの鳥オタクにしか見えないじゃないですか。

もう少し取材対象に対する敬意というものが持てないのでしょうか。

釈然としないし、気に入りません。

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