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2006年8月18日 (金)

設計

吉川英治の墓の設計者である谷口吉郎氏は、この吉川英治記念館の展示館の設計者でもあります。

雑誌『新建築』1977年1月号に、開館直前の吉川英治記念館の建物が紹介されていますが、そこに谷口氏が寄せた文章のタイトルは「追慕の館」というものです。
それが即ち、谷口氏の設計コンセプトということになるでしょう。

江戸時代に建てられた旧吉川英治邸、そして草思堂庭園にそびえる椎の巨木。
その風情を壊すことなく調和した、優れた建築物だと思います。

谷口氏は博物館の設計も多く手がけていますが、文学関係では他に藤村記念堂があります。

ホテルオークラも谷口氏の設計ですが、以前見たホテルオークラの写真には、吉川英治記念館の展示室内に設置されている行燈と同じデザインのものが写っていました。

……使いまわし?

今も同じ行燈がホテルオークラにあるのかは知りませんが。

ロビーの壁面には大谷石が使用されています。
そのため、最近出版された「大谷石百選」(2006年7月 大谷石研究会)という本の中にも取り上げられています。

なお、平成2年に増築された新館(特別展示室などがある部分)は、谷口氏の設計ではありませんが、そのデザインを引き継いでいます。

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