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2006年9月28日 (木)

橘曙覧記念文学館

休暇を取って福井市を訪ねました。

福井市を訪ねたのは仕事とは別の興味からですが、せっかくなので橘曙覧記念文学館に足を運んでみました。

橘曙覧(たちばなあけみ)は、幕末の国学者・歌人。
吉川英治は、この橘曙覧の歌を愛しており、その歌集「志濃夫廼舎(しのぶのや)歌集」を、わざわざ手帖に筆写したほどなのです。

もっとも、ここへ足を運んだのは、吉川英治が敬愛した人物の記念館ということだけではなく、その所在地である足羽山そのものに、ある興味があったからですが。

さて、橘曙覧記念文学館は平成12年に出来た記念館。
向かいにある愛宕坂茶道美術館(私は立ち寄りませんでしたが)と同時期に整備されたもののようです。

足羽山から産出する笏谷石をふんだんに用いた建物で、小さいながら感じの良い所でした。

ただ、苦言を述べさせていただくと、実物資料があまりにも少なく、パネル類ばかりというのは、とても残念でした。
もともと橘曙覧に関する資料が多くは残っていないのかもしれませんし、残っている資料も既に然るべき場所が所蔵していて、自前の資料がほとんどないのでしょう。

同業者としては、展示担当者の苦労が透けて見える分、何となく悲しい気持になってしまいました。

……なんてエラそうなことが言える程の人間じゃないんですけどね、私は。

なお、この橘曙覧記念文学館の次回特別展「描かれた越前ゆかりの人々――歴史小説を舞台に――」(10月6日~11月12日)には、吉川英治の「新書太閤記」も取り上げられています。
ちなみに、柴田勝家がらみです。

機会があったら、足を運んでみてください。

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