« 資料の撤収 | トップページ | 青梅奥多摩渓谷駅伝 »

2006年11月30日 (木)

資料の搬入搬出

博物館同士で資料の貸し借りをする時には、あまり問題は生じません。
お互いに、それなりの場数は踏んでいますし、専門業者に依頼しますから。

それでも、運搬用の段ボール箱に本を無理やり押し込んだために表紙が破損したなどということはありますが。

あと、作業員が色紙の上に汗を垂らしてしまったなどということも。

このことがあってから、梱包作業中は、夏ならギンギンに冷房を入れますし、冬なら暖房を切るようにしています。
汗は汚れの原因になりますから。

まあ、理想を言えば、収蔵庫を出てから梱包作業をし展示ケースに納めるまで同一の温度・湿度環境にすべきですが、なかなかそうもいきませんから、せめて汗だけでも防ごうという、小さな防御策です。

博物館以外に貸し出す時は、しばしばアクシデントに見舞われます。

ある所に資料を貸し出した時、相手方の人間が立会いに来ず、しかもろくに梱包の資材も持たないその辺の引越し業者みたいな運送会社だけを寄越したので、腹がたって、資料を引き渡さず、出直させたことがあります。

展示業者などでも、販売促進のための見本市とか、ショーウィンドウのディスプレイとか、そういうものばかりやっているところでは、資料を単なるモノ扱いしがちなので、気が抜けません。

百貨店の催事場での展覧会を何度か経験していますが、撤収の際に、こちらの作業が完全に終了しないうちに、次の催事の準備を始めようとする場合が多いので、いつも閉口します。
こちらからすると、展覧会全体の中でも撤収のための梱包こそが一番重要な作業なのですが、百貨店からすると、終った催事より次の催事が気になって、気が回らなくなるのかもしれません。

ま、しかし、学芸員になって2年目の頃、展覧会終了時にきちんとチェックしなかったために資料を紛失したことがあるので、えらそうなことは言えないのですが。

|

« 資料の撤収 | トップページ | 青梅奥多摩渓谷駅伝 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 資料の撤収 | トップページ | 青梅奥多摩渓谷駅伝 »