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2007年1月17日 (水)

文学賞

芥川賞・直木賞が発表されましたね。

今回受賞者がなかった直木賞ですが、吉川英治は昭和10年の直木賞創設時からの選考委員でした。

形の上では昭和37年7月23日に発表された第47回(昭和37年上半期)まで選考委員を勤めていますが、同年9月7日に世を去る吉川英治は、この時がんの再発で最後の入院をしており、7月24日に手術を受けていますから、もちろん選考委員会を欠席しており、選考は行っていません。
その前の第46回も欠席で、実際に選考委員会に参加したのは、昭和36年7月18日の第45回(昭和36年上半期)まででした。

ところで、そんな今日、こんな問い合わせの電話がありました。

吉川英治文学新人賞というものがあると最近知ったが、どうすれば応募できるのか?

吉川英治文学新人賞というのは公募ではなく、前年に新聞・雑誌・単行本として発表された作品を対象にしたものなので、原稿のままでは対象になりません、どんな形でも活字になっていれば、その雑誌や単行本を担当部署にお送りになれば、目は通すと思います、とお答えしましたが、ご納得いただけたかどうか。

電話の声から拝察するに、結構なご高齢の方のようでした。
年齢的に言って、吉川英治のファンなので吉川英治文学新人賞にチャレンジしてみたいと思われたのかもしれません。

残念ながら吉川英治文学新人賞は無理ですが、公募の文学賞はいくつもあるので、ぜひ挑戦していただきたい、と付け加える前に電話は切れてしまいました。

せっかくのやる気をそいでしまったのでなければいいのですが。

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