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2007年1月18日 (木)

遅筆

あるニュースサイトに、こまつ座の舞台の初日が、井上ひさしさんの台本執筆の遅れにより再延期となった、という記事が載っていました。

井上さんといえば、自ら≪遅筆堂≫を名乗るほど、こうした事例の多い方ですが、実は、吉川英治に絡んだ遅筆事件もあったのです。

昭和60年頃、吉川英治の「宮本武蔵」を、アメリカでミュージカル化しようという話が持ち上がりました。
昭和56年に英語版「MUSASHI」がアメリカで出版され、話題になったことがきっかけでしょう。
その台本を井上さんが担当することになったのです。
昭和61年には、アメリカから音楽担当のヘンリー・クルーガー氏が来日し、当館を含め、宮本武蔵ゆかりの地を実地に取材しています。

ところが、いつまで経っても台本が出来上がりません。
結局、計画から20年以上、ミュージカル化は頓挫したままです。

漏れ聞くところでは、まだ断念したわけではない、とおっしゃっているとか。

今からでも実現すれば面白い試みだと思いますが、時機を逸したことだけは確かですね。

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