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2007年4月17日 (火)

ぼくらが惚れた時代小説

という本を書店で見つけたので購入しました(山本一力・縄田一男・児玉清 2007年1月31日 朝日新書)。
発行日からすると、今頃気づくな、という部類ですか。

著者に縄田一男さんが含まれているので、吉川英治は間違いなく取り上げられているだろうと思い、購入したわけですが、確かに「宮本武蔵」を中心に取り上げられています。
ひとつの項目にもなっていますし。

しかしながら、そりゃないよ、と言いたくなるのがルビです。
わざわざルビを振って間違えるのは、ちょっと。

文中に吉川英治の作品名として「松のや露八」と「檜山兄弟」の名が挙げられているのですが、これの「露八」に「つゆはち」、「檜山」に「ひやま」とルビが振ってあります。

これは間違いです。
前者は「ろはち」で後者は「ひのきやま」なのです。

後者は吉川英治の創作ですが、前者は実在の人物ですから、注意が必要なところでしょう。

まさか縄田さんがそんな間違いはしないでしょうから、ルビは編集者が振ったのでしょうが、その編集者にとって吉川英治が遠い過去の人になってしまっているんだなぁと、つくづく思います。

ここ以外に気づいたのは「石井鶴三」の名前に対して「かくぞう」とルビを振っているところ。
もちろん、「つるぞう」です。

ま、しかし、こんな重箱の隅をつついている私はつい先日、当館の館報で人名を間違えているのに気づかずに校了して、その方のお嬢さんからお叱りを受けたばかりなのですが。

人の振り見て我が振り直せってやつですね(苦笑)

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