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2007年5月30日 (水)

続・横浜散歩-その1

昨日、横浜市にある馬の博物館で開催されている特別展「三国志をいろどる馬たち」を見学しがてら、その周辺を歩いてきました。
というのも、馬の博物館のある根岸台の一帯は幼少期の吉川英治にゆかりの場所だからです。
前回同様「吉川英治と明治の横浜」を主に参考にしながら歩きます。

今回の文学散歩のスタートはJR根岸線の石川町駅。
駅のすぐ西側に急な坂があります。
地蔵坂です。
Renkoji_1

この地蔵坂を3分の2ほど登った所に、蓮光寺というお寺があります。
吉川英治の没後、多摩墓地に新たに墓所を設けた際に、そちらに吉川家の墓所を合葬してまとめるまでは、この蓮光寺の墓地に吉川家の墓所がありました。
Renkoji_2

その際に不要となり解体された吉川家の墓石は、当時の住職であった本多興学氏が蓮光寺の境内に移して保存なさいました。
現在も寺の門を入ってすぐの左側にあります。
これです。
墓石には

明治廿四年三月四日
釋妙令信女
釋稚善童女
明治廿四年十月十一日

という文字が読めます(尾崎秀樹は「伝記吉川英治」で釋稚善童女の方の日付を「明治二十四年十月二十一日」としていますが、私には上記のように見えました)。
釋妙令信女は吉川英治の祖母・そめ、釋稚善童女は幼時に死んだ英治の姉・くにの、それぞれ戒名です。

この蓮光寺の墓地は蓮光寺そのものからは少し離れた所にあります。
今回は直接そこに向わなかったのですが、直接向えばおそらく徒歩で20分くらいの距離でしょう。
Jizozaka

昭和12年、結婚直後の吉川英治・文子夫妻が地蔵坂を登りきった場所(地蔵坂上)を歩いている姿を撮った写真が残っています。
おそらく蓮光寺を訪ね、その墓地に向う途中で写したものなのでしょう。
道路の合流点に数段の石段が見えます。
当時と同じものかどうかわかりませんが、いまも同じ場所に石段があります。
Jizozaka_2

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