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2007年5月20日 (日)

ローマ字

今日は≪ローマ字の日≫なんだそうです。

財団法人日本のローマ字社が昭和30年に制定したもので、ローマ字国字論を展開した物理学者・田中舘愛橘のの命日にちなんだものだそうですが、なぜか命日の5月21日(昭和27年)ではなく、1日ずらしてあります。

ところで、ローマ字国字論とは、大雑把に言えば主たる日本語の表記方法をローマ字にしようというものです。

これも大雑把に言えば、明治期の日本で、表記の難しい漢字を用いていては日本の近代化は遅れてしまう、簡単な文字に改めることで広く民衆に知識をいきわたらせねばならぬ、という発想から国字改良ということが論じられるわけですが、その中の一勢力がローマ字派で、その流れを汲むのが田中館であり、日本のローマ字社ということになるようです。

ところで、以前、あるムックを読んでいたところ、この国字改良運動を取り上げた章がありました。
国字を改良すると言う時に、その方向性としては、漢字を廃してかな文字を使用する(ひらがな派とカタカナ派がある)、ローマ字を用いる、新しい字(新国字)を創出する、というものがあります。
そのムックでは、それぞれの論者の名を列挙していたのですが、平仮名論者の中に近藤真琴の名を見つけて、ちょっと驚きました。

近藤真琴と吉川英治の関係は以前書きました

その名前が出てきたので驚いたのですが、調べてみると、近藤真琴は、かな文字の普及を目指す≪かなのくわい≫の設立に参加したり、かなで書かれた日本初の近代的国語辞書「ことばのその」や、やはりかな文字で書いた地質学の入門書「ちしつがくうひまなび」を刊行したりしているんですね。

ちなみに、「ちしつがくうひまなび」というのは、漢字を混ぜて書けば「地質学初学び」になるのでしょう。
・・・・・・漢字の方がわかり易い気が(苦笑)

それにしても、近藤真琴というのは多彩な人です。
しかし、その割には、あまり一般に名が知られていない気がします。
私自身、吉川英治がらみで初めて名を知りました。

もっと名を知られていい人物だと思います。

いつか企画展のテーマにしてみようかな。

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