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2007年6月28日 (木)

信頼

明治古典会による七夕古書大入札会の目録が送られてきました。

明治古典会は、本来は古書業者の入札市なのですが、この七夕入札会には加盟の古書店を通して一般も参加できます。
吉川英治関連のものでどうしても入手したいものがある時には、時々利用します。

しかし、先日の全国文学館協議会で他館の様子を聞いてみると、予算が厳しいので資料の購入は諦めている、というところがかなりありました。
つまり、資料の収集は寄贈に頼らざるを得ない、という状況に追い込まれているわけです。

寄贈していただく相手は、作家の遺族、編集者などの関係者、個人コレクターなどです。
こうした方々と普段から可能な限り接触し、交流を深めておくことが、資料収集のため(もちろんそれだけではありませんが)に学芸員に求められていることです。

それと同時に、あそこに任せれば大丈夫だという信頼を得られるような活動(展示や研究)を、ちゃんと一般に見える形で行っていかなければなりません。

そのためには、きちんとしたエキスパートを養成しなければなりません。
コストの安い有期の嘱託職員だけで、すぐに人が入れ替わってしまうようでは、事業の継続性や、寄贈後の資料の扱いに不安を感じて、誰も寄贈したいとは思わないでしょう。

資料の購入費用を抑えたいのなら、安心して寄贈できるような信頼性ある職員を確保することが必要なのです。

やはり、少なくとも現行のままでは指定管理者制度は博物館には馴染まないと言わざるを得ないでしょう。

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