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2007年9月15日 (土)

俳壇

発売中の総合俳句誌『俳壇』の9月号に「吉川英治句集 60句」というものが掲載されています。
連載されている「俳壇誌上句集」というものの21回目のようです。
解説を書いておられる戸恒東人氏が選もしておられるのでしょう。

吉川英治は若き日に井上剣花坊門下の川柳家として活動していましたから、川柳の雑誌にこうした形で取り上げられることはありましたが、俳句の雑誌でというのは、過去に例があったかどうか思い出せません。
たぶん初めてでしょう。

吉川英治は川柳界を離れ作家になった後も、5・7・5の作品を数多く残しています。
そうした作家となってからの作品は、川柳というよりは俳句寄りのものではありますが、あくまで余技のものであり、味はありますが、青春の心血を注いだ川柳とは同列にはできません。

そんなこともあって、結局のところ、俳句雑誌でありながら初期の川柳も数多く含まれています。

現在、吉川英治の川柳・俳句を集めた「川柳・詩歌集」「続川柳・詩歌集」とも、当館のショップでしか手に入りません。
ですから、手軽に吉川英治の川柳・俳句の一端に触れられるということでは、ありがたい特集です。

ご興味のある方はぜひお求め下さい。

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