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2007年11月 8日 (木)

菊池寛、島崎藤村

漢文が読めなくて恥をかいたついでに、恥の上塗りを。

以前、住井すゑについてこんな文章を書きました。

最近になって、住井すゑ自身がこのことについて書いた文章が、ごく身近にあったことに気がつきました。

現在も刊行中の『吉川英治歴史時代文庫』の巻末に「私の吉川英治」というコーナーがあるのですが、そのうち『新書太閤記(三)』(第24巻)に住井すゑが「名文の土壌」という文章を寄せており、そこにこの話が出てきているのでした。

それによれば、小川芋銭からもらった色紙は3枚。
まず1枚は親しくしていた野口雨情に買ってもらい、あとの2枚を持って住井すゑの夫・犬田卯が菊池寛と島崎藤村を訪ねたところ、菊池寛には買ってもらえなかったが、島崎藤村は買ってくれた。
残りの1枚を持って、今度は住井すゑが吉川英治を訪ねたところ、買ってくれた。

ということだったようです。

島崎藤村は買ってくれたんですね、すみませんでした。

ただ、あの話をしてくれたお客様は、何度か売りに行ったと聞いたとのことでしたが、この住井すゑの文章ではこの時一度だけのように書かれています。

どちらが正しいのでしょう。

それはそれとして

一面識もない氏ながら、たのめば、なんとかなるような予感がしていたのだ。

という住井すゑの文章には、なんとなく、苦笑してしまいます。
切羽詰っていたとはいえ、確信犯ですね、これは。

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