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2007年12月 7日 (金)

講師

昨日、八王子市生涯学習センター川口分館で行われた市民自由講座で、「吉川英治 人と作品」というタイトルで講師をしてきました。
来館した団体客の方々に簡単な解説をすることは日常的に行っていますが、2時間もの時間を使って行う講座の講師というのは、初めての経験でした。

まず、どういう方がいらっしゃるのかわかりません。
吉川作品なら読破している、それも何度も読み返している、という方なのか、名前は知っているけど、作品は読んだことがない、という方なのか。
それによって準備していく資料の精度をどのレベルにするかが決まってきますが、それがよくわかりません。
興味の置き所も違うと思いますが、それも見えません。

そもそも、2時間をどう使っていいのかわかりません。
どのくらいの内容のことを話せば2時間になるのか、1時間半ぐらいで話はやめて質疑応答にするべきなのか、話の合い間にこちらから問いかけをしてみたりするべきなのか。

タイトルそのままに吉川英治の人生を生い立ちから順番に話して、その人生と作品の間にどのような関係性が見られるのか、というような話をすることにして、それを原稿を書いてみました。
そして、リハーサルとして、それを声に出して読んでみたところ、作家になる直前までで2時間になってしまいました。

それで、実際の講座も、吉川英治の前半生と作品の関係、というテーマにして話をしてみました。

結局ノンストップで2時間話しっぱなしで、大正14年に初めて「吉川英治」のペンネームを使用した、というところまで話して終了しました。

途中、一本調子で話し続けたせいか、「あ、アクビしてる」とか、「ヤバイ、寝てるよ」とか思いながら、しかし、目の醒めるような面白い話もできず、興味を持ってもらえたのか、退屈したのかもよくわからないまま、終ってしまいました。

ちなみに、館のPRをかねて館報『草思堂だより』を持って行って皆さんに配り、話のつかみとして

もし私の話がつまらなかったら、この館報でも読んでいてください

とやったら、その場では受けたのですが、最後の質疑応答で唯一なされた質問が、

いただいた『草思堂だより』に安岡正篤の名がありますが、吉川英治と知り合いだったのですか

というものだったのには、苦笑してしまいました。

まだまだ未熟だな。

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