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2008年2月 9日 (土)

春の企画展 吉川作品の挿絵・装丁画の世界

本日から表題の企画展を開催しています。

吉川英治が、作家としての立脚点とした大衆文学。その大衆文学の世界は、小説そのものとともに、挿絵もまた作品の重要な位置を占めていました。
挿絵の多くは新聞・雑誌での連載にあたって作品に添えられたものですが、それにとどまらず、本文との相乗効果によって読者に作品に対する豊かなイメージを提供してきました。
吉川英治の作品においても、「鳴門秘帖」の岩田専太郎、「神州天馬侠」の山口将吉郎、「宮本武蔵」の石井鶴三、「三国志」の矢野橋村、「新・平家物語」の杉本健吉など、作品と挿絵が強く結びついて記憶されている画家たちの名がすぐ挙がります。
今回は、館蔵品の中からそうした連載時の挿絵原画や単行本化された際の挿絵・装丁画などを集めて展示します。
また、作品の原稿執筆が滞っている時に、とりあえず挿絵の絵柄を指示するために吉川英治が書いた『絵型』などの周辺資料も合わせて展示します。

会期は2月9日(土)~3月30日(日)。

3月2日までの前半と3月4日からの後半で展示品を入替えます。

複数の資料を所蔵しているものは同じ資料の中で展示するものを替え、そうでないものは別の資料に差し替えます。

現時点で展示している主な資料は以下の通りです。

・新井勝利「続太閤記」連載挿絵原画
・石井鶴三「宮本武蔵」連載挿絵原画
・石井鶴三「宮本武蔵挿絵集」あとがき原稿
・岩田専太郎「色は匂へど」連載挿絵原画
・小村雪岱「遊戯菩薩」連載挿絵原画
・佐多芳郎「吉川英治全集」口絵原画
・富永謙太郎「讃母祭」連載挿絵原画
・三井永一「吉川英治全集」挿絵原画
・矢野橋村「三国志」連載挿絵原画
・山村耕花「親鸞」連載挿絵原画
・鴨下晁湖「続鳴門秘帖」連載挿絵原画
・宮田雅之「三国志」挿絵原画
・吉川英治「黒田如水」「自雷也小僧」「左近右近」絵型

鴨下晁湖の「続鳴門秘帖」連載挿絵原画などは、数年前に入手したもので、展示するのは初めてです。

ご興味のある方はぜひ。

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