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2008年2月13日 (水)

主婦の友

雑誌『主婦の友』が今年の6月号で休刊となるそうです。

吉川英治の主な読者層は、ものが時代小説ということもあって、男性が中心というイメージがあるのですが、作品の初出誌をみると、女性向けの雑誌にもたくさんの作品を書いています。

講談社との関係もあって『婦人倶楽部』が中心ですが、『主婦之友』にもいくつか作品を掲載しています。

母恋鳥」 昭和12年8月号~13年8月号
「大楠公夫人」 昭和15年1月号
「太閤夫人」 昭和15年3月号
「静御前」 昭和15年5月号
「細川ガラシャ夫人」 昭和15年7月号
谷干城夫人」 昭和16年1月号~2月号
「小野寺十内の妻」 昭和17年1月号

以上の7作品があります。

「母恋鳥」を除く≪婦人もの≫6作品は、「日本名婦伝」(全国書房 昭和17年1月)のタイトルでひとつの単行本にまとめられています。
時代も時代、そして取り上げた人物がいずれも戦いに赴く男の妻、という点では、その作品の意図について、考え込んでしまう部分が無きにしも非ずですが。

ちなみに、「日本名婦伝」には、この他に「山陽の母」(「梅颸の杖」〔『文藝春秋 オール読物号』昭和5年7月号〕を改題したもの)と「田崎草雲とその妻」(「田崎草雲とその子」〔『文藝春秋』昭和7年夏期増刊号〕を改題したもの)の2作品も収録されています。

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