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2008年2月 5日 (火)

最高に面白い本

コンビニで見かけた雑誌『一個人』3月号の特集が、「大人の読書案内 人生、最高に面白い本」となっていたので、手にとってみました。

作家を中心に様々な人が、自分の好きな本を紹介しています。
今となっては吉川英治の名を挙げる人はいないかもしれないな、司馬遼太郎ならいるだろうけど、と思いながらページをめくってみると、2人いました。

阿刀田高さんが「新・平家物語」を≪もう一度読み返したい本≫として挙げているのは、あまり意外な感じはしません。

へぇ、と思ったのは、海堂尊さんが「三国志」を挙げていたこと。
意外に感じたのは、海堂さんが「チーム・バチスタの栄光」でデビューしてまだ年数の経っていない方なので、吉川英治を読む世代ではないような気がしたからですが、誌面の経歴を読むと1961年生まれなので、ああ、若くないのかと納得しました。

もっとも、吉川英治の作品の中で、若い人でもよく読んでいる作品といえば「三国志」が筆頭ですから、意外に思うほうがどうかしているのですが。

ちなみに、先日紹介した「作家志望なんてケタが小さい」と書かれた随筆(「作家と社会」)では、その直前にこんなことが書かれています。

過去もそうであったが、将来はなおさら、作家は、絶対に、実社会の訓練を充分に受けた人でなければ立てない。
(略)
人間は、永久に人間性である。同時に、社会も永遠に人間の組織する社会性である。いまだに、本を読むことばかりが勉強だと考えている青年があるとすれば、その人は、非常な時代錯誤だ。

現役医師でもある海堂さんにはちょうど相応しい言葉かもしれませんね。

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