« 4月 | トップページ | 郷土にゆかりの文筆家 »

2008年2月28日 (木)

少年マガジン

講談社の『少年マガジン』と小学館の『少年サンデー』が、ともに創刊50周年を迎えるということで、共同で雑誌を発行するという報道がありました。

そんなになるんですね。

吉川英治とは関係が無いニュースのように思えますが、実は、『少年マガジン』の創刊号(昭和34年3月26日号)には、吉川英治作品を漫画化したものが掲載されているのです。

それも同時に2作品です。

創刊号の本誌には「左近右近」が掲載され、さらに「天兵童子」が別冊付録になっているのです。

「左近右近」はそのまま同年の第8号まで連載されました。
作画は創刊号のみ忍一平、第2号以降は波良章が担当しています。

連載の誌面を見ると、≪宮本製菓提供 カンロ劇場≫という枠でテレビ放映されていたことがわかります。
調べてみると、KRテレビ製作でこの年の3月9日~9月28日(30分番組 全30回)に放映されています。
主演は立花伸介と藤間城太郎となっています。

つまりこれ、テレビ放映と週刊マンガ雑誌連載を連動させた≪メディアミックス≫なんですね。

一方、「天兵童子」は第2号でも別冊付録となった後、本誌に移って、同年の第19号まで連載されました。
作画は矢野ひろし。

こちらも≪日本教育テレビ連続放送劇≫と記載されていて(放映は同年3月7日~6月27日、30分番組)、やはりメディアミックスとなっています。
主演は尾上左近。
記録によれば三田佳子も出演しています。

ちなみに、『少年マガジン』創刊号の別冊付録は、「天兵童子」の他に「新吾十番勝負」「西鉄稲尾選手物語」の2冊が付いていました。

マンガ文化の拡大のひとつのきっかけとも言える『少年マガジン』の創刊号に、大衆文学作品の漫画化が3作もあったというのは、ちょっと興味深い気がします。

|

« 4月 | トップページ | 郷土にゆかりの文筆家 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 4月 | トップページ | 郷土にゆかりの文筆家 »