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2008年6月 1日 (日)

幻の翻訳

企画展「海を越えた吉川文学」に絡んで、吉川英治の作品の翻訳についての話題をいくつかご紹介、と思ったのですが、すでにこんな話や、こんな話や、こんな話や、こんな話をご紹介しているので、それ以外の話を。

吉川英治に「八寒道中」という作品があります。

この作品について、戦前、当時の友邦ドイツで翻訳され、一部で高く評価された……という話が伝えられています。
これが事実なら、吉川作品では初の翻訳ということになります。

この「八寒道中」は短編であるため、それのみで単行本になったとはちょっと考えにくいものがあります。
ということは、ドイツで発行されている文芸雑誌に掲載されたか、日本文学のアンソロジーの中の一編として収録されたのではないでしょうか。

と、推測しているのですが、きちんと調査していないため、残念ながらその現物が確認されておらず、その実態は分かりません。

実は、この「八寒道中」は、翻訳されたかどうか、ということよりも、もっと重大な問題を抱えている作品なのですが、それについても、まだきちんと調べていないので、ここでは伏せておきます。

気になるという方は、「シリーズ民間日本学者22 井上剣花坊・鶴彬 川柳革新の旗手たち」(坂本幸四郎 リブロポート 1990)という本を読んでみて下さい。

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