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2008年9月23日 (火)

菊池寛の書簡

一昨日、菊池寛の書簡に言及しながら、「内容も面白いものですが、それは措く」としてしまいました。

今日は、その内容に触れてみます。

この書簡は中身だけで封筒がないため正確な発信日時がわかりませんが、冒頭に「永田のラクセンは、ガッカリした」とあるので、昭和21年の4月頃と思われます。

戦後初となった昭和21年の第22回衆議院議員選挙(4月10日投票)に、大映の永田雅一が京都選挙区に日本自由党から出馬しています。
大映は戦時中に新興キネマと日活を統合して生まれた会社で、当初の社長は菊池寛、永田雅一は専務という関係にありました。
そんなこともあって、菊池寛は永田の応援演説も行っています。

書簡を読むと、同じ京都選挙区で、やはり日本自由党から出馬した芦田均の支持者の票が、少しは永田の方にも流れるだろうと予測していたものが、まったくあてがはずれたための落選だったようです。

「芦田氏をアテにせずもう、演説を三四十回もやれば当選した。(略)血みどろさが足りなかった」という反省の弁を記しています。

ここまでが前半で、占拠の裏側が伝わってくる興味深いものですが、打って変わって、後半は馬の話。

これも面白いのですが、それはまた明日。

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