« 緒形拳さん | トップページ | 『篇外余録』の謎 »

2008年10月 8日 (水)

新装版

この度、吉川英治「三国志」の文庫新装版が出ることになりました(講談社文庫 2008年10月15日)。

もちろん、まもなく公開される映画「レッドクリフ」の便乗ですが、なにか?(笑)

さて、吉川英治の「三国志」は、『桃園の巻』『群星の巻』『草莽の巻』『臣道の巻』『孔明の巻』『赤壁の巻』『望蜀の巻』『図南の巻』『出師の巻』『五丈原の巻』に分かれています。
この新装版の特徴、というか“こだわり”は、これらの各巻が別の本にまたがらないよう、全5冊の中に2巻ずつ納めていることです。

ちなみに講談社文庫の旧版も吉川英治歴史時代文庫版も全8冊ですから、5冊にすると、その分1冊の厚みが・・・・・・
750ページ前後あります。

もうひとつの特徴は、過去の版には存在した『篇外余録』を削除したこと。

実は過去の版には『五丈原の巻』で物語が終った後に、三国志の時代背景を説明した『篇外余録』があったのですが、物語の余韻を生かすために、今回はあえてそれを除いてあります。
文庫の裏表紙に「吉川英治の名著『三国志』本編のみをまとめた新装版」と書かれてあるのは、そういう意味です。

過去の版とは以上のような相違点がありますので、既にお持ちの方はコレクターズアイテムとして、これから読む方は日本版「三国志」の決定版として、ぜひお買い求め下さい。

|

« 緒形拳さん | トップページ | 『篇外余録』の謎 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 緒形拳さん | トップページ | 『篇外余録』の謎 »