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2009年5月19日 (火)

お見舞

先日、新型インフルエンザのことに触れましたが、急速な患者数の増加を受けて、先年資料をお貸ししたこともある神戸の香雪美術館などは今週は臨時休館になるようです。
感染が関東まで広がってくるようだと、当館も何らかの対応は求められるかもしれませんが、現状として、今の時期だと入館者が一日に100人とか、その程度なので、それほど大騒ぎする状況ではないとも言えます。
ただ、実は団体の比率が高くなる時期でもあるので、団体のキャンセルが増えると、痛手にはなるのですが。

ところで、新型インフルエンザでよく引き合いに出されるのが、スペイン風邪の流行です。
調べてみると、スペイン風邪の流行は1918~19年のことのようで、元号で言えば大正7~8年のことになります。

その頃、吉川英治は作家以前の川柳家・雉子郎の時代。

何かスペイン風邪の流行について詠んだ川柳でもないかと「川柳・詩歌集」正続をパラパラ見てみましたが、その時期にそれらしいものはありませんでした。

病気の種類はわかりませんが、唯一、病気にかかわるものが、この一句。

寝室の四方四人の見舞客

『大正川柳』大正7年9月号に掲載されていたもの。

病人の寝ている部屋の寝床の四方に一人ずつ見舞客がいるというわけですが、普通の見舞客ならそんなことにはならないわけで、訳ありの見舞客がそれぞれ距離を置いて牽制しあっている図でしょう。

艶福家の男性が病人で、四人の見舞客は女性、というところではないでしょうか。

この後の騒動が想像できる句ですね。

とまあ、今のところ、死者が出るほどの状況ではないので、こんな暢気なことを書いていますが、このまま弱毒性のまま収束に向かえばいいですね。

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