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2010年3月29日 (月)

大河ドラマ

今度の日曜日、4月4日から高知県立文学館で「大河ドラマの軌跡と文学」という特別展が開催されます(6月27日まで)。

と唐突に書いたのは、本日その集荷作業があるので、定休日に休日出勤中だからです。
先方がまだ到着しないので、暇つぶしですね(苦笑)

大河ドラマと言えば、吉川英治原作のものが4作品あります。
吉川英治の作品名の方で挙げると「新書太閤記」「新・平家物語」「私本太平記」「宮本武蔵」です。

これは司馬遼太郎の6作品に次ぐ第2位。
ということで、どうしても吉川英治ははずせないとのご要望で、30点ほどの資料をお貸しすることになったわけです。

ちなみに、言うまでもありませんが、今年が「龍馬伝」なので高知でそういう企画が行われる訳ですね。

思い起こすと、2003年の大河ドラマ「MUSASHI」の際は、大河ドラマの作品発表から放送終了までに、様々なイベントが行われ、随分バタバタしたものでした。
1年半ほどの間に、15件もの展覧会に資料を提供するという異常な状態でした。

それにしても、2006年が「功名が辻」で山内一豊、今年が「龍馬伝」ですから、短い間隔で高知に関係する人物が取り上げられて、ある意味では大変ですね。

と書いている間に、先方がご到着になりましたので、このへんで。

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2010年3月24日 (水)

雨が好きです

以前、こんなことを書きました。

そこで取り上げた

晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す
楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ

という言葉について、最近またお問い合わせがあったのですが、そのやりとりの中で、この言葉を広めた可能性のある方の名前が浮上しました。

昨年101歳で亡くなられた松原泰道という僧侶の方がいらっしゃいます。
仏教の知識に基づく人生論の本などを数多く著していらっしゃる方ですが、その本の中にこの言葉が紹介されているものがあるらしいというのです。

昨日は定休日だったので、ちょっと本屋に出掛けて、松原氏の著書を探してみました。
すると確かに、この言葉が紹介されていたので、その本を購入しました。

「公案夜話 日々にいかす禅の智慧」(1990年初版第1刷 2001年第6刷 すずき出版)の130ページに

人生論からいうと、この公案(注:日日是好日)はさしずめ「晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す、楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ」という、作家の吉川英治さんの言葉で代表されましょう。

という一文がありました。
また、「人生を癒す 百歳の禅語」(平成20年 致知出版社)の243ページには

作家の吉川英治さんが「雨の日は雨を愛し、晴れの日は晴れを愛する」という言葉を遺しました。

とありました。こちらも「日日是好日」という言葉の説明の中で登場しています。

どうやら、「日日是好日」という言葉を説明する時の“定番ネタ”としていらしたようです。
と同時に、前者と後者で晴れと雨の順番が入れ替わってしまっていることからすると、意味が伝われば原典通りの表現にはこだわらない方であったようです。

もっとも、だからといって吉川英治の言葉をアレンジしたのが松原氏であったとまでは、これだけのことからは言い切れません。
しかし、広めた人とは言えるでしょう。

とりあえず、少しすっきりしました。

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2010年3月11日 (木)

カタクリ咲きました

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カタクリが咲き始めました。

ピントがちゃんと合ってないのは、ご愛嬌と言うことで(笑)

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2010年3月 4日 (木)

吉川英治至言集

吉川英治の熱心なファンの方が、自費出版で本を出されました。

南條憲二編「吉川英治至言集」というもので、吉川英治の随筆や小説の中から印象に残った言葉を抜粋して、いろんな項目に分類・整理してまとめたものです。

以前、吉川英治長男で当館館長の吉川英明氏が、吉川英治の名言集「いのち楽しみ給え」(2002年 講談社)を出版しましたが、その吉川英明氏が「これは自分の編集したものより徹底している」と感嘆し、当館のミュージアムショップで販売することを南條氏に持ちかけ、それが実現することになりました。

昨日から当館のミュージアムショップで店頭販売しています。
1冊1,800円(税込)です。

ご興味のある方はお問い合わせください。

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2010年3月 3日 (水)

企画展「写真で見る吉川英治の書斎」

先週はバタバタしていたので告知できませんでしたが、2月27日(土)から4月4日(日)まで、表題の企画展を開催しています。

今年は夏から秋に「写真で見る吉川英治の家族と家」(8月28日~10月11日)という企画展も予定しているのですが、この二つの企画展には私なりの裏テーマがあります。

≪吉川英治は引っ越し魔だったということを周知徹底しようキャンペーン≫です。

以前にも書いたかもしれませんが、こういうことです。

吉川英治記念館を訪れた方から「どうしてここに吉川英治記念館があるんですか?」と、ご質問をいただくことがあります。
それに対して「この地に昭和19年から28年まで約10年間暮らしていたんです」とお答えすると、「なんだ、たった10年か」という反応が返ってくることがあります。
顔がそんな表情になる、というだけでなく、実際に「そんなもんなの?」と口に出して言われる方もいらっしゃいます。

そのことを、私は大変に不満に感じています。

なぜならば、吉川英治が生涯に住んだ家の中で、吉川英治記念館になっている旧吉野村の屋敷が、最も長期間住み続けた家だからです。

実は、吉川英治はその生涯におよそ30回の引越しをしているのです。
70年の生涯で30回の引越しならば、1ヶ所に2年少々というのが平均値となります。
約10年なら平均の5倍近いのです。

また、この家をその居住した時期から、「疎開してきて、そのまましばらく住んでいただけなのね」と受け取られるのも、少し不正確です。
なぜなら、まだ対連合国の戦端を開くより前で、疎開の必要がなかった昭和16年2月に、既にこの家を購入していたからです。
当然そこには、疎開以外の理由があったはずです。
緊急避難的に青梅に住んだわけではないのです。

口頭の短いやりとりでは伝えきれないこうしたことを展示を通して感じてもらおう、というのが裏テーマの意図なのです。

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2010年3月 2日 (火)

第二回草思堂落語会を開催します

吉川英治記念館では昨年に引き続き、春の催事として4月17日に、第二回となる≪草思堂落語会≫を開催することといたしました。

出演は昨年同様、吉川英治夫人の故吉川文子の姪の娘婿でもある柳家禽太夫師匠です。

前座の一席を含め、休憩をはさんで二人で三席を演じますが、その一席として吉川英治の≪新作落語≫である「花見どむらい」を上演いたします。

吉川英治は、作家デビュー前後の大正末期に、複数のペンネームを用いて、多くの作品を世に送り出しましたが、その中に≪新作落語≫と銘打って発表された作品群があります。それらは、当時雑誌に発表された後は、一度も単行本に収録されたことがなく、高座にかけられたこともありません。

そこで昨年、初めての試みとして吉川英治の「弘法の灸」を禽太夫師匠に演じていただきました。
今回の「花見どむらい」は雑誌『面白倶楽部』大正13年4月号に≪望月十三七≫名義で発表された作品で、作家デビュー直後の作品になります。

吉川英治が落語を書いたことは、ご存じない方がほとんどでしょう。
後の作品とは一味違う、若き日の吉川英治の隠れた一面に触れられるイベントです。

告知が遅れましたが、昨日より参加申し込みの受付を始めております。

詳しくはこちらをどうぞ。

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