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2010年3月 3日 (水)

企画展「写真で見る吉川英治の書斎」

先週はバタバタしていたので告知できませんでしたが、2月27日(土)から4月4日(日)まで、表題の企画展を開催しています。

今年は夏から秋に「写真で見る吉川英治の家族と家」(8月28日~10月11日)という企画展も予定しているのですが、この二つの企画展には私なりの裏テーマがあります。

≪吉川英治は引っ越し魔だったということを周知徹底しようキャンペーン≫です。

以前にも書いたかもしれませんが、こういうことです。

吉川英治記念館を訪れた方から「どうしてここに吉川英治記念館があるんですか?」と、ご質問をいただくことがあります。
それに対して「この地に昭和19年から28年まで約10年間暮らしていたんです」とお答えすると、「なんだ、たった10年か」という反応が返ってくることがあります。
顔がそんな表情になる、というだけでなく、実際に「そんなもんなの?」と口に出して言われる方もいらっしゃいます。

そのことを、私は大変に不満に感じています。

なぜならば、吉川英治が生涯に住んだ家の中で、吉川英治記念館になっている旧吉野村の屋敷が、最も長期間住み続けた家だからです。

実は、吉川英治はその生涯におよそ30回の引越しをしているのです。
70年の生涯で30回の引越しならば、1ヶ所に2年少々というのが平均値となります。
約10年なら平均の5倍近いのです。

また、この家をその居住した時期から、「疎開してきて、そのまましばらく住んでいただけなのね」と受け取られるのも、少し不正確です。
なぜなら、まだ対連合国の戦端を開くより前で、疎開の必要がなかった昭和16年2月に、既にこの家を購入していたからです。
当然そこには、疎開以外の理由があったはずです。
緊急避難的に青梅に住んだわけではないのです。

口頭の短いやりとりでは伝えきれないこうしたことを展示を通して感じてもらおう、というのが裏テーマの意図なのです。

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コメント

食わず嫌いだった吉川英治師の本 宮本武蔵第一巻を目をこすりこすり乍ら
漸く読み終わり 其の感想は 凄く面白いの一言 昔の紙芝居如く
めくると又次の場面に惹かれてしまい 終日かかりきりなら良いのだが
 そうもいかず 次の頁を読める時間が、欲しく待ちどうしい・・・
なかなか 此処までと区切りの良いところがつかずが 又 ミソで
さて明日から第二巻に この巻は、前よりピッチが早いぞ、
本の中の一句   百年の戦も なさん春は来ぬ 世の民くさよ歌ごころあれ
   詠み人不知ず
とうとう第4巻まで読み終わった其れも一気に呼んだ 感想・・・面白かった
又かの時代の人情と世相や筋の通った気質 2箇所位は、
少々眼鏡が曇ったりしたが
 やはり読んで納得 次は何を読もうか・・・

投稿: なぐ | 2010年3月 4日 (木) 14時33分

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