« 川本喜八郎人形展 | トップページ | 城山三郎展――昭和の旅人―― »

2010年5月 5日 (水)

五月五日

ゴールデンウィークも最終日となりました。
3日の月曜日に開館しましたので、休み明けの6日が振替の定休日となります。
ご承知おき下さい。

という告知だけではなんなので。

五月五日にふさわしい句や歌をご紹介。

風薫る子らが五月ぞ大人ども

この句には「風薫る五月の空ぞ大人ども」という類句がありますが、「子らが」の方が私は好きです。
ちなみに、この句を書いた色紙が残っており、吉川英治による≪鐘馗≫が描かれています。
それが、いかにも酔っ払って描いた感じのもので、そのあたりも私は気に入っています。

藍を出て藍よりも濃しあやめ太刀

講談社の二代目社長となる野間恒に贈ったもの。野間恒は皇太子殿下御生誕奉祝の天覧試合で優勝した腕前を持つ剣道家であり、それを讃えたもの。
「出藍の誉れ」という言葉を下敷きにしたものですが、我が子の未来にそれを望むのは、親なら誰しものことでしょう。

男の子家にし待てば酒うまき
五月もいそぎ帰る父かな

これは担当編集者に贈ったもの。

鯉なくば鯉なくもよしわが家とて
男の子汝れを祝ふ花あやめあり

こちらは河上英一に男の子が生まれた時に贈ったもの。

いずれも父親の男の子に対する思いの感じられるものです。

|

« 川本喜八郎人形展 | トップページ | 城山三郎展――昭和の旅人―― »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 川本喜八郎人形展 | トップページ | 城山三郎展――昭和の旅人―― »