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2011年3月27日 (日)

3月29日以降の営業について

3月29日から4月3日にかけては、開館・営業いたします。

先週、平日休館、土日開館ということを書きました。
しかし、その後、23日から27日にかけては平日昼間の計画停電が実施されませんでした。
ガソリンも、徐々に出回り始めているようです。
そこで、定休日明けの29日以降は通常通りの開館とすることにしました。

もちろん、実際にどうなるかは、わかりません。
確実に停電になると分かれば休館の可能性もありますが、2時間前に発表します、程度の確度であれば開館します。
ですので、見学中に停電になるという可能性もはらんでいますが、その点はご了承下さい。

よろしくお願いいたします。

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2011年3月22日 (火)

今後の開館の方針について

3月14日~21日の動きから、平日は計画停電が行なわれ、土・日は計画停電が回避されるという流れが見えてきました。それと同時に、計画停電に合わせる形でJR青梅線の河辺―奥多摩間、もしくは拝島―奥多摩間が運休になるという傾向も分かりました。

この状況から、電力の供給が回復するまでは、平日は臨時休館し、土・日のみ開館するというのが、妥当であろうとの結論に達しました。

したがいまして、まず3月23日~27日に関しては(22日はもともと定休日です)

23~25日=休館
26・27日=開館

と、させていただきます。

先の見通しはまだ立ちませんが、28日以降も、基本的にはこの方針にしたがいます。

ご理解、ご協力いただければと存じます。

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2011年3月21日 (月)

地震の後(6)

3月20日
1週間ぶりに開館。
朝出勤すると、吉川英治が住んでいた旧宅の雨戸を全部開けるという作業をする。大きな家なので、私1人で開けると、20分はかかる。その作業を久しぶりにやっていると、雨戸が戸袋に入らなくなっていた。雨戸の一部に閉めておくと日が当たる場所がある。臨時休館中、ずっと天気が良かったので、そこにずっと日が当たっていたため、板が反り返ってしまったのだった。1週間ぶりの開館で、最初の仕事が雨戸の修理とは。
この日の来館者は80人弱。
繰り返すが、本来ならばこの10倍でもおかしくないはずの時期なのだ。
残念だが、まだ求められる時期ではないということなのだろう。
プロ野球もミュージアムも、緊急時には不要不急のものであるという点では同じだ。だが、人間は食事と生殖活動だけで生きている動物ではない。心をもつ人間には、心を満たすものが必要だ。だからいつかは求められる時が来るものと信じたい。

3月21日
20日の段階で15:20以前のグループの計画停電は中止と発表されるが、当館の属する第3グループは21日の12時までに決めるとの発表。ただし、仮に計画停電が行なわれるとしても予定は夜間で、営業時間と重ならないため、開館することにする。
開館することにしたのだが、朝から雨で、ほとんど人出がない。
加えて、計画停電が完全に中止とは発表されなかったため、JR東日本は青梅線の河辺―奥多摩間の14:00以降の運転見合わせを予告。
これでは人は来ないだろう。
11:30頃に青梅市の防災無線で、今日の計画停電の中止が放送される。だから、どうして昨日のうちに、そう決めてくれないのか。仕方ないと思いつつもイライラする。
来館者は0ではなかったが、かろうじて10人を越えるにとどまる。諦めて少し早めに閉館する。
このところのこのブログへのアクセスを解析すると、吉川英治が座右銘とした言葉の一つ「朝の来ない夜はない」を検索して、このブログにたどり着いている人が多くなっている。普段だと「我以外皆我師」の方がずっと多いが、地震後は逆転している。今、この言葉に何かを求める人が多いということだろう。
被災地の状況には程遠いが、当館の現状もまた、「朝の来ない夜はない」と思いたい状況になっている。
平穏な朝はいつ訪れるだろうか。

これで震災後10日。そろそろくどいので、このあたりで「地震の後」は終える。

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地震の後(5)

3月19日
朝、改めて情報を確認するが、やはり計画停電はなく、青梅線も運行する。そのため、早朝に吉川館長から開館してはどうかとの電話が入る。思案したが、職員には出勤しなくていいと連絡してしまったし、ブログでも告知してしまったし、開館しないことにする。
出勤してまもなく、青梅市梅の公園で案内をしている青梅市観光協会の人間から開館しているか確認の電話が入る。吉川英治記念館にも行きたいというお客さんがいるとのこと。
後刻、観梅客が多く利用するJR日向和田駅に近い和菓子処・紅梅苑に電話をして人出を聞いてみると、本来の人出には程遠いものの、そこそこは人が歩いているとの答え。
無理にも開館すれば良かったと後悔する。
ちなみに、前日の帰宅前に郵便受けをチェックしたら、吉野梅郷観光協会からのお知らせが入っていた。青梅市梅の公園は≪梅まつり≫の期間中は有料になるのだが、現状を考慮して21日で有料を終了し、それとともに≪梅まつり≫も実質的に自粛する、という内容のもの。致し方のないところだろう。
夕刻、東京電力からの20日の停電の実施の有無の情報はまだないが、一応明日は出勤するようにと職員に連絡する。
今日の状況を見て明日の停電の有無を決めるというのが東京電力の方針なので、少しでも需要が少なければ、その分、停電が無い可能性が高くなるだろうと思い、焼石に水とは思いつつも事務室の暖房を消したまま、仕事をする。いや、今日だけではなく、臨時休館中は、ずっと暖房をつけていないのだが、おかげですこぶる寒い。天気が良いので建物の外にいる方が暖かい。
開館すればお客様のために暖房を入れるが、建物自体が冷え切っているので、明日は暖房の効きが悪くて、寒いだろう。そうでなくても、設備が古いので、暖まり難いのだが。
なお、当館の暖房はボイラーで灯油を燃やし、そこで温めた温水をパイプで循環させて館内を暖めるというシステム。温水を循環させるポンプに電気は使うが、空気を暖めること自体に電気を使うエアコンよりは消費電力は少ないはずだ。
新館には電気のエアコンが設置されているが、それは使用しないつもりだ。
この状況なので、お客様の理解は得られるだろう。
少し残業をして、遅い時間に帰宅したら、近所のスーパーが既に閉店していた。
いつもは午後10時まで開いているのだが、午後6時閉店にしたとの張り紙がある。
働いている独身者は、これでは買い物ができない。流通の問題やら、買占めの問題やら、原因は色々あるだろうが、勘弁して欲しいものだ。

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2011年3月20日 (日)

明日も開館します

吉川英治記念館は、明日3月21日も開館いたします。

明日の計画停電の予定時間は18:20~22:00なので、万が一実施されたとしても営業時間と重ならないため、開館いたします。

JR青梅線は、先程流れた防災無線の放送によると運行されるようですが、区間についてははっきりしません。
午後に区間によっては運休があるかもしれません。

情報に注意しながらお越し下さい。

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2011年3月19日 (土)

明日は開館します

吉川英治記念館は、明日3月20日は開館します。

計画停電と青梅線の運休で5日間臨時休館しましたが、先程青梅市の防災無線で≪東京電力からのお知らせ≫として「明日の計画停電は中止になりました」との放送があったので、明日は開館します。

もっとも、まだその情報は東京電力のサイトにアップされていませんから、まだ予断は許しません。
何しろ、昨日は同様に「明日は9:20~13:00と、16:50~20:00の2回、停電の予定です」と放送が流れた後に、計画停電が中止になり、おかげで今日は無駄に1日をやり過ごすことになってしまいましたから。

とにかく、こうして開館しますと言ったからには、開館します。

ご来館をお待ちしております。

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地震の後(4)

3月18日
当面の臨時休館はこの日まで。
しかし、出勤してネットで東京電力のサイトを見ると、この3連休も計画停電は実施される予定が入っている。巷では連休中の計画停電は回避されるという噂もあったのだが、そうはならなかったようだ。
予定表を見ると、青梅を含む第3グループの計画停電の時間帯が、19日には9:20~13:00になっている。やはり開館時間中に停電があるのは好ましくない。それにここ数日の流れでは、計画停電中には青梅線も止まる。これでは開館するのは難しい。やむなく臨時休館の継続を決める。
ちなみに、青梅線の運行状況というのは、なかなかややこしい。青梅線は立川―奥多摩間を走っているが、現在の運行は立川―拝島、拝島―河辺、河辺―青梅、青梅―奥多摩の4区間で対応が異なる。JR八高線・JR五日市線・西武拝島線が集まるターミナルである拝島が重要視されるのは仕方がないが、青梅の住民からすると、拝島など青梅線のまだ入り口に過ぎない。特に、私の立場からすると、青梅までコンスタントに電車が来てくれれば、後は都営バスに乗り換えて、吉野梅郷や当館に来ることは容易いので、青梅までは運行して欲しい。それが河辺までになってしまうのは、河辺と青梅の中間にある東青梅から奥多摩までが単線になってしまうからだろう。
ならば、都営バスが河辺始発で吉野(当館の前を通る路線の終点)まで運行してくれればいいのだが、その路線は今はない。昔はあったが、廃止された。
踏んだり蹴ったりだ。
さて、この日の停電の予定時間は12:20~16:00。昨日に引き続き普段の開館時間に重なる時間帯だ。
前日同様、出勤していても何もできなくなるので、今度は庭の掃除とペンキ塗り。
ミュージアムショップの入り口に段差があるのだが、それに気付かずにつまずく人が多いので、以前、段差の端に白いペンキを塗って目立つようにしたのだが、そのペンキが剥げ落ちてしまったので、塗り直した。
実際の停電は12:30頃から15:20くらいで、およそ3時間弱。
停電が明けてから、職員に臨時休館の継続を伝える。職員は全て青梅市内在住なので、停電中に電話をして慌てさせてはいけないので。
必要な連絡を済ませて、通常の定時に帰宅する。
帰宅途上、青梅市の防災無線から「東京電力からのお知らせ」として、計画停電の実施を伝える放送が流れる。
やはり臨時休館にしてよかったと思いながら帰宅。
夕食後ぼんやりとテレビを見ていると、「19日の計画停電は実施されません」というテロップが流れ、愕然とする。
平日に比べ週末は電力需要が落ちることは、地震の前からわかっていることのはず。18日の需給状況を見てからでないと停電を実施するか否か決められないという性格のものではないはずだ。それなのになぜ夜になってから発表するのか、理解できない。
その後、JR東日本も、青梅線を全線運行(本数は減るが)することを発表。
いまさらそんなことを発表されても。
職員の数も少ないし、開館の準備など高の知れたことなので、今から連絡して開館することもできるが、計画停電はやると言ってやらなかったり、グループ外の所が停電したりと、何が起こるかわからないので、諦めて1日様子を見ることにする。

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2011年3月18日 (金)

臨時休館を延長します

震災の影響による臨時休館を本日までとしておりましたが、明日3月19日も臨時休館といたします。

東京電力による計画停電の予定時間が、当館の属する第3グループでは9:20~13:00に設定されているため、開館を断念しました。
ご了承下さい。

3連休の残り、20日・21日は計画停電の予定時間と、当館の開館時間が重ならないので、JR青梅線の運行状況次第では開館できるのではないかと期待しています。
ただ、計画停電実施後、土日祝日を迎えるのは初めてなので、JRの対応がわかりません。

それを見極めた上で、明日判断する予定です。

よろしくお願いいたします。

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地震の後(3)

3月15日
臨時休館とはいうものの、諸々対応すべきこともあるので、出勤する。
諸々の対応と言っても、要するに各所に臨時休館の連絡をし、かかってきた電話を受けて臨時休館を詫びる、というのが主たる仕事だが、実際には、来館を予定していた団体からの、行けなくなったという連絡がほとんどで、謝るつもりが逆に謝られてしまうということになる。
文化庁の支援事業はこの日が事業終了日に設定されていたが、当館をはじめ事業に参加した青梅ミュージアム協議会の加盟館全てが臨時休館になったため、今日の営業の終わりを待たずに終了となる。その報告書を作らないといけないので、各所に数字の確認。地元のケーブルテレビ局にあるニュースの放送日を確認したが、この忙しいであろう時に申し訳ないことをしたと、ちょっと反省する。
この日の状況を見て、臨時休館を18日まで継続することを決める。近隣の櫛かんざし美術館なども同様の対応であった。

3月16日
この日まで、やるやると言いながら回避されてきた停電が実施される見込みとなり、各所に対応を問合せ。心配は主に警備装置と火災報知器だが、対応の仕方を教わる。
4月23日に開催する≪草思堂落語会≫の告知記事を載せてくれるはずだった新聞社から連絡。紙面が震災対応になったため掲載できなくなったと言う。これまた集客面で大打撃だ。
青梅は計画停電の第3グループに属しており、この日の停電予定は18:20~22:00の間。多少の心配はあったが、停電の前に帰宅し、自宅で停電をやり過ごす。
それにしても、記事が掲載されなくなったから言うわけではないが、新聞は当面、夕刊をやめてはどうだろうか。新聞社のある東京23区内は、停電のない地域であるが、停電のある地域からすると、そういうところにいる者こそ、より節約をしてもらいたい。そうでないと不平等というものだ。夕刊の発行をやめれば印刷所の節電になるし、なにより、販売店への配送および各家庭への宅配の際に使うガソリンの節約になる。どのみち速報性では放送メディアやインターネットに敵わないのだから。
テレビ局も、そんなに何局もなくていいだろう。やってることに大差はないのだから。曜日ごとに1局ずつ輪番で放送をやめてみてはどうか。そのくらいなら誰も困らないと思うが。
などと暗闇の中で考えたりする。

3月17日
臨時休館3日目。
こんな中でも、資料の展示の承諾依頼やら貸出し依頼やらが他館から入ってくる。まあ、被災地域ではないのだから、臨時休館しているなどとは思っていないのだろう。もちろん、臨時休館しているだけのことで、多忙というよりは、むしろ来館者に対する応対をしていない分、手は空いているから、何の問題もないのだが。
この日は停電の予定が15:20~19:00の間。時間も早いので、停電終了まで館にいることにする。
と言っても、パソコンを使った仕事はもちろんできないし、照明も消えるから、特にできることもない。そこで展示室の掃除をする。普段は定期的に清掃業者が入っているのだが、臨時休館のためにキャンセルしたので、その穴埋めという意味もある。
掃除を終えても停電から復旧しない。前日の停電は2時間ほどで終了したのだが、この日は3時間きっちり停電した。
19:00少し前に、停電からの復旧を確認して、帰宅する。

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地震の後(2)

3月12日
次第に深刻な状況が明らかになってくる中、朝を迎える。
もし青梅線が運休していたら臨時休館した方がいいかもしれないと考えていたが、朝のニュースで運行するということがわかった。
そのために、あえて開館したが、さすがに来館者は僅か18人であった。
それでも、開館まもなくから閉館ぎりぎりまで、散発的に来館された。
その意味では開けた意味はあったと思いたい。
期日が迫っている仕事があったので少し遅くまで居残り、帰りが遅くなったのでコンビニで夕食を購入しようとしたが、パンが消えていた。商品が入荷できないという。このあたりから買い溜めの嵐が始まる。

3月13日
この日も開館する。
来館者は前日の10倍近い140人ほど。
しかし、本来ならば、この時期の日曜日には、このさらに10倍近くの来館者があってもいいはずなのだ。
何しろ、3月の1ヶ月間に、1年の3分の1の来館者が集中するのが、当館の来館傾向の特徴なのだから。
大打撃である。
そんな中、文化庁の支援事業で行なっていた児童・生徒向けの≪学習パスポート≫を利用する親子連れがいた。
青梅市内の小中高校生と、杉並区内の中学生はこれを持参すると無料で入館できるというものなのだが、使用期限が3月15日という設定になっている。
いわば駆け込み需要というわけだが、そういうことを考える人がいるということは、被災地を除けば、次第に平穏を取り戻し始めているのかな、などと考えていたのだが。
この日は、非常勤で普段は館にいない吉川英明館長が出勤。都内からやってくる道すがら、ガソリンスタンドが大混雑になっているのを目撃したと言う。そう話す館長のケータイに知人から「ガソリンが買えなくなるから給油しておいた方がいい」との電話が入る。
こうしてパニックが拡大するという見本のようなものだ。

3月14日
月曜日で、館は定休日。それを利用して財団の事務局がある講談社で会議を行なうはずだったが、青梅線の運休のため私が都心に出るのが困難となり、取りやめになる。
さらに、東京電力による計画停電という事態となり、電話での相談の結果、とりあえず15日を臨時休館とすることにする。
私としては、せっかくの観梅の時期なので、展示室は閉めたまま、庭園だけ無料開放するというサービスも考えたのだが、不測の事態があってはとの意見や、そもそも人が来ないだろうということで、それはやめることにした。

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地震の後(1)

地震の発生から1週間。
少し備忘的にその間のことを書き留めておこうと思う。

3月11日
地震発生。
経験したことのない大きな揺れではあったが、周期の長いゆったりした揺れだったので、あまり深刻には受け止めなかった。
ちょうど、その時には、ミュージアムショップで物品を購入しようとする2人の来館者の方の対応をしていた。
1人は揺れた途端に大慌てで建物の外に飛び出したが、もう1人とは「揺れますねぇ」などと話しながら現金のやりとりをした。
その間、3分ほど揺れは続き、これはいくらなんでも尋常ではないと思いはしたものの、積み上げてある商品も崩れたりはしなかったので、悠長に構えていた。
揺れがおさまったので被害状況の確認しようと、展示室のある建物に向おうとすると、来館者の一部が普段は立ち入り禁止の芝生の築山に集まっている。
建物の倒壊を恐れて、開けた場所に集まったのだろう。
その姿を見るまで、正直なところ、資料は心配したが、来館者の心配はしていなかった。
ダメな人間だ、私は。
幸い、怪我人はなく、資料も展示してある本の一部が転倒していたくらいで、収蔵庫などにも被害はなかった。
唯一ぞっとしたのは、「宮本武蔵」の執筆に使ったペンが、台から転げ落ちていたことくらい。これも破損はなかった。
受付の職員が若い男性の来館者に「すごかったですね」と声をかけたところ、「ワタシ台湾デ大地震ニアッタカラ、コノ位ハ平気デス」との答え。台湾からの留学生らしいが、行く先々で大震災に見舞われるとは、イヤな巡り合わせの持ち主だ。
さて、館の暖房はボイラーだが、地震を感知して停止していた。正常に作動していてホッとする。
もう一つ、エレベーターも停止していたが、これは職員専用なので、閉じ込めなどの事態は発生しなかった。ちなみに、エレベーターの管理会社が復旧に来たのは翌日午後だった。
時代を感じたのは、来館者が一斉にケータイを取り出し、ネットで情報を得ようとしていたこと。
私は、館内には放送の受信できるテレビもラジオも無いため、パソコンからネットで情報を得ようとしたが、回線が混雑して接続ができない。
そのため、私もケータイに頼るしかなかった。
さらには、近所の家に行って、テレビを見せてもらうなどして、状況を確かめた。
それによって、点検のために鉄道がほとんど止まっていることを知った。
青梅という所はJR青梅線しか鉄道がないので、これが止まると市外に出るのが困難になる。
私は職住近接で、徒歩通勤できるのでいいが、この日、梅郷に観梅に来ていた人々のうち、鉄道でやってきた人たちは、青梅線の運休によって≪帰宅難民≫となった。
メディアでは、自分たちを含む都心部に通勤している≪帰宅難民≫ばかりを取り上げていたが、彼らの目に付かない場所で、少なくとも千人以上の人たちが立ち往生していたことに、今も気づいていないだろう。
なお、そうした状況は、伝聞情報で入ってきたので、私は自分の目では見ていない。それをわざわざ確かめに行くほど酔狂ではない。
路線バスが動いていたので、それで帰れる所まで、皆さんお帰りになったのだと思う。
ちなみに私は、路線バスだけを乗り継いで青梅から渋谷まで行ったことがあるし、横浜から青梅まで帰ってきたこともある。時間さえかければ何とかなるはずだ。
しかし、バスが混雑するだろうことを考えると、それだけで十分、げんなりする。
皆さんどうしただろうか?

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2011年3月15日 (火)

臨時休館延長のお知らせ

吉川英治記念館は3月18日(金)まで臨時休館を延長します。

とりあえず本日を臨時休館として様子を見ておりましたが、当面18日まで臨時休館を続けることにいたしました。

青梅市は計画停電は第3グループに入っていますが、日によって停電の時間帯も異なります。
唯一の鉄道であるJR青梅線は、いつ全面的に運行を開始するかわかりません。

そのような状態であることをご理解下さい。


庭園の梅の花は満開に近づき、今が盛りなのですが、どなたにもご覧いただけません。
無人の庭で、空しく咲き誇っています。
残念ですが、仕方がありません。

世が平穏を取り戻した時に、心慰めに来ていただければと思います。

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2011年3月14日 (月)

臨時休館のお知らせ

吉川英治記念館は諸般の事情に鑑み、臨時休館とさせていただきます。

本日14日は、元々定休日ですが、明日3月15日は臨時休館とします。

明日の鉄道の運行状況や計画停電の実施の有無が、現時点で判然としません。
現在は運休しているJR青梅線も、明日は運行するかもしれませんし、計画停電は大口の需要者が電力使用を抑制すれば回避されるのかもしれません。

しかし、様子見を続けていても、周囲に迷惑を掛けるだけなので、今のうちに臨時休館とすることに決めました。

ご理解いただきますよう、お願いいたします。

なお、16日以降については、明日改めてお知らせをいたします。
ご了承ください。

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2011年3月12日 (土)

地震をめぐって

これをお読みの皆さんの、昨日来の地震の影響はいかがなものでしょうか?

当館にも何本かご心配の電話をいただきましたが、とりあえずは目に見える被害はありませんでした。
展示中の書籍が数冊倒れたくらいです。
あと、強いて言えば、つい先程までエレベーターが止まったままになっていたことくらいでしょうか。

ちょっと経験したことのないような大きな長い揺れがありましたが、この程度で済みました。

地震の直接の被害はこの程度ですが、心配は別にあります。

吉川英治記念館の月別の入館者数にははっきりとした偏りがあって、実は3月が年間で最も入館者数が多くなる月なのです。
これは、この周辺の、いわゆる吉野梅郷の梅の花が見頃になる時期にあたるためで、年間の入館者数の3分の1を占めています。

先週の土日は、梅のピークにはまだ少し早かったのですが、2日間で約1000人の入館者がありました。

この土日は、そろそろ梅も満開に近くなるので、それ以上の入館者数を期待していたのです。

しかし、地震の影響で、本日の入館者は20人にも届きませんでした。
大打撃です。

とは言え、それは予想ができたことであり、今日は、朝の段階でJR青梅線が運転を再開していなかったら、臨時休館にしようかとも考えたのですが、運転を再開したので、念のため開館しました。

辛いニュースばかりが伝わってくる状況に耐えかねた人が、束の間の安らぎを求めていらっしゃる場合もあるかもしれないと思ったからです。

明日も通常通り開館します。

まだ、観光という気分にはなれない方も多いでしょう。
しかし、自然は災厄ももたらしますが、癒しも与えてくれます。

そう私は信じています。

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2011年3月 8日 (火)

平成23年度吉川英治賞が決まりました

既に報道発表されていますが、本年度の吉川英治賞各賞が以下のように決まりました。

◎第45回吉川英治文学賞

森村誠一 『悪道』(2010年8月 講談社刊)

◎第32回吉川英治文学新人賞

辻村深月 『ツナグ』(2010年10月 新潮社刊)【「辻」は正しくはしんにょうの点が二つ】

◎第45回吉川英治文化賞

宇梶静江(「古布絵」の創作や絵本の出版を通し、失われ行くアイヌ文化の伝承に努めるほか、海外との文化交流にも尽力。)

木村若友(長年にわたり、浪曲師として活躍し、後進の指導と日本の伝統文化の継承に務める。)

具志堅隆松(沖縄において、開発・市街化が進み、時間との戦いの中で、遺骨収集を市民とともに続けている。)

斎藤晶(山地牧場で自然に順応した「蹄耕法」による大地に根ざした酪農を実践。また、広く市民に開放し交流の場として提供。)

笹本恒子(長年にわたり、女性報道写真家として“時代”を撮り続け、多くの貴重な作品を発表し、現在も精力的に活躍を続ける。)

皆さん、おめでとうございます。


なお、当館では毎年「吉川英治賞受賞作家を囲むひととき」というイベントを秋に開催しておりますが、今年は文学賞受賞の森村誠一さんを講師にお迎えする予定です。
詳細や応募方法は夏頃に発表いたしますので、しばらくお待ち下さい。
お楽しみに。

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2011年3月 4日 (金)

第三回草思堂落語会を開催します

今年で第三回となる草思堂落語会を開催いたします。

募集その他、詳しいことはこちらをご参照下さい。

以前、第一回の落語会をご紹介する際にここで触れましたが、吉川英治には≪落語≫として書かれた作品があります。

その中から第一回には「弘法の灸」(初出『面白倶楽部』大正11年4月号)、第二回は「花見どむらい」(初出『面白倶楽部』大正13年4月号)を演じていただきました。

今回は、演目については当日のお楽しみとさせていただきます。

不親切かもしれませんし、宣伝もしにくいのですが、まあ、古典落語ではないので、タイトルをお教えしたところで、内容をご存知の方はいらっしゃらないでしょう(笑)

ちなみに、「弘法の灸」はこんな作品

「花見どむらい」は

ある店の主人が、お花見の趣向として、偽の葬式行列で花見の客のど真ん中へ乗り込んで驚かせる、というお遊びを実行するが、偶然田舎から出てきた主人の両親が、そうとも知らずに大騒ぎする。

というお話。

さて、今年の作品はどんなものか?

興味のわいた方はぜひご応募下さい。

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2011年3月 3日 (木)

草思堂の花々

ぼんやりしているうちに、既に開始から3週間も経ってしまいましたが、表記の企画展を開催中です。

過去10年の間に撮り溜めた、草思堂庭園内の花の写真を124点展示しています。

これでもまだこの庭に咲く花の全てではありません。
時機を逸して撮り損ねたものや、撮ったもののピントがあっていないものなどがあって、実際にはこの倍近くあるんじゃないかと思っています。

まあ、ヘビイチゴの花なんていう、普通は観賞しようと思わないような花の写真もありますが。
でも、私は、好きなんですよ、可愛いから。

ここまでのところ、来館者の方の反応を見ていると、すごく熱心に見てくださる方と、文学とは関係のない花の写真の展示だとわかると、企画展示室に入ることもなくきびすを返す人と、思いのほか両極端です。

本音を言えば、この梅の時期に来館なさる方には、花が好きな方が多いと思われるので、他にこういう花も咲きますよとアピールして、また足を運んでいただこうという魂胆が秘められている展覧会です(笑)

ご興味のある方、開催は4月3日までですので、よろしければお運び下さい。

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