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2011年11月12日 (土)

アートプログラム青梅三題の3

先日、ドイツで、美術館の清掃員が、展示中の現代美術作品に作家が意図的につけた染みを、汚れと思ってピカピカに磨いてしまった、という事件があったそうです。

最後のひとつは、それにちょっと似た出来事。

吉川英治旧宅の母屋には、今、高柳恵理さんの作品が展示されています。

その母屋には、警備会社のセンサーが設置されていて、帰宅の際にはそれをセットしていきます。
センサーは、ある意味過敏なので、時々大きな蛾などに反応して、発報してしまうことがあります。
異常があれば私に連絡が来ますが、何もなければ、私には連絡はなく、確認に来た旨のメモだけが残されることになります。

さて、一昨日の朝、私がセンサーを解除して母屋の中に入ると、テーブルの上に警備会社のメモと、そこにあってはならないものが置かれていました。
メモには概略、こうありました。

センサーが反応したので確認に来ましたが、蛾が原因のようです。室内に入ったところ、バッグが落ちているのを発見したので、念のため拾っておきました。

うーむ。

こんな感じで床にあれば、落し物と思ってもしょうがないけど、それは作品なんだけどな(苦笑)
Pa190623

それにすぐそばにこういうものもあるので、ここがミュージアムだという事を考え合わせて、触らない方がいいと判断してもらいたかったんだけどな。
Pa190626

まあ、ドイツの美術館の清掃員も含め、仕事熱心なだけではなくて、そこがどういう場所なのかに対する関心も持つべきなのだということでしょうが、同時に、それがどうしてアートなのか、美術業界の内輪の言葉ではなく、普通の人にもわかる言葉で伝える努力が美術家の側にもあって欲しい、という気持ちにはなります。

そんな出来事でした。

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