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2012年2月15日 (水)

吉川英治のことば(2)

今回は漢語風のものを。

苦徹成珠

これはよく知られた「艱難汝を玉にする」と意味合いは同じでしょう。
吉川英治にこのタイトルの随筆があり、そこでは親交のあった剣道家の中山博道がその修行の心としている言葉であるとして紹介されています。

雲無心

吉川英治は、同じ様なことばで「月無心」という書も遺しています。
雲の流れや月の光に何かを感じるのは、雲や月が何かを語りかけてきているのではなく、自分の心の反映に過ぎない、雲や月に心があるのではなく、自分の心を映す鏡なのだ、というような意味でしょう。
ちなみに、展示しているものは、吉川英治が、建築家・黒川紀章氏の父親で、やはり建築家の黒川巳喜氏に贈ったものを元にした複製になります。

不達不入

一見すると漢籍に基づく四字熟語のようですが、実は英語のゴルフ格言“Never up , never in”を独自に訳したものです。
元々は「カップに届かないボールは、カップに入らない」という意味ですが、こう書くと、もっと深い意味があるように感じます。
挑戦しなければ達成できない、といったところでしょうか。

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「没後50年記念 読み継がれる吉川英治文学」

野間記念館にて 3月4日まで

北九州市立文学館にて 4月21日から

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