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2012年7月 7日 (土)

プラムポックスウィルス

昨日、ようやくプラムポックスウィルスの感染調査の係員がやってきました。

と言っても、何のことやらという方も多いでしょう。

詳しい説明はこのあたりをご覧いただくとして、この植物防疫法の対象となるプラムポックスウィルスの国内初感染の確認から、実に4年目になって、やっと実態調査の手が当館の庭園にまで及んだ、ということなのです。

この件については、言いたいことや不平不満が山ほどあります。

プラムポックスウィルスの感染発見は2009年。
しかし、その翌2010年に発生した宮崎県での口蹄疫が過剰なまでの大騒ぎによって人の記憶に残ったのに比べて、プラムポックスウィルスのことをご存知の方はごく限られているでしょう。
しかも、口蹄疫が数ヶ月で終息したのに対し、プラムポックスウィルスは4年経ってもまだ実態調査が続いているという状況です。
動物と植物では条件が違うし、プラムポックスウィルスは人体への害はないのだから、口蹄疫と同じにはいかないと言う人もいますが、それを言い訳に時間をかけているうちに、2011年には東日本大震災が発生し、結果的に、さらに人々の意識の隅に追いやられてしまった感があります。

また、この調査および対策というのも、縦割り行政というのか、土地の用途別に進行しており、実を取るための農地の梅については調査や対策が早く進み、その他のものは後回しになっています。
実際、民家の庭から一続きになった畑を所有している人の家に調査に来て、畑の梅だけ調査して、そのすぐ隣にある庭の梅は調査しないで帰った、などという事例があります。
しかし、ウィルスにとって、土地の用途など関係ありません。
感染が一定以下だったとして全面伐採を免れた農地のすぐ隣の民家の庭に感染樹があったとしても、その調査は後回しですから、その民家の梅が感染していると判明した時には、伐採を免れた隣の農地の梅に感染を広げている可能性があります。
土地の用途に関係なく、一つの地域はまとめて一気に調査すべきだったと、私には思えてなりません。

しかも、今回の調査の結果は、東京都が統計をまとめてプレス発表することになっているので、結果の通知はその発表後の11月になると言うのです。
その間に感染が広がる可能性もあるのですから、感染樹は発見次第伐採すべきだと思うのですが。

まあ、この他にも言いたいことはありますが、伝聞情報に基づくものもあるので、ここに書くのはやめておきます。

何にせよ、樹木の成長には時間がかかりますから、再び梅林として復興しようとする場合、20~30年のスパンでものを考える必要があります。
そちらに目を向けるためには、まずは防除対策が終了しなければ話になりませんから、一刻も早く、調査を終えて欲しいと、願うばかりです。

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