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2012年11月13日 (火)

中之条町訪問

昨日、中之条町を訪問しました。
先日ご紹介した中之条町歴史と民俗の博物館で開催中の新井洞巌展を見学するためです。

中之条町歴史と民俗の博物館は、旧吾妻第三小学校の建物を利用した施設です。
Dscn0171

数年前に増築された新館がこの写真の右側にあり、そちらで企画展を開催し、校舎では常設展示が行なわれていました。

さて、新井洞巌展ですが、当館からお貸しした掛け軸が1本展示されているほか、交流のあった人物として吉川英治のコーナーも設けられていました。
ちなみに、もう一人コーナーを設けられていたのは安岡正篤です。

当館からは「霜柯翡翠図」と「山居深趣図」をお貸ししていますが、会期を前半と後半に分けて交代で展示しているので、現在は「霜柯翡翠図」が展示されています(上のリンク先で書いた掛け替えの情報は間違っていました、すみません)。

興味深かったのは、「霜柯翡翠図」は翡翠、すなわちカワセミを描いたものなのですが、数多い展示作品のうち、鳥獣を描いたものはこれ1点のみで、あとはほとんど山水画だったことです。
してみると、これは珍品に属するものということになります。
ひょっとして、吉川英治が所蔵していた宮本武蔵画「蓮池翡翠図」とつながりがあるのだろうかと、想像してみたくなります。

さて、中之条町に足を運んだ理由が、もうひとつありました。

吉川英治の書いた短編「石を耕す男」の舞台が、中之条町なのです。

博物館の方に、作中に登場する旅館・鍋屋まで案内していただきました。
Dscn0182

既に旅館は廃業しているとのことですが、ここは高野長英が脱獄後に身を隠した場所のひとつでもあるそうです。

これは、JR吾妻線の郷原駅に停車中の列車の窓から撮った岩櫃山。
ここにあった岩櫃城も、作中に登場します。
Dscn0200

作品については、明日ご紹介します。

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