« アートプログラム青梅2013、始まりました | トップページ | colony その2 »

2013年11月 8日 (金)

colony

1人の日本人には500人の日本人の知り合いがいると仮定してみましょう。

500人と言うと多いような気もしますが、人口が数万人規模の都市で生まれ育った私の場合、同学年が小学校で3クラス、中学校で8クラスありました。また、高校は私立で13クラスもありましたから、それだけでもかなりの数になります。
それに部活の先輩後輩、職場の同僚や取引先、ご近所や自身の親戚などを加えれば500人は充分クリアできる数字です。
もちろん、その付き合いの親疎は問わず、見知っているというレベルも含めての話ですが。

さて、この500を3乗すると、125000000になり、これは日本の人口に匹敵します。
ということは、計算上、自分とある任意の日本人の間の関係は、直接の知り合いか、知り合いの知り合いか、知り合いの知り合いの知り合いの範囲にほとんど収まるということになります。

ちなみに、4乗すると世界の人口を越えますから、世界の人は知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの範囲内に収まることになるわけで、そう考えると世界は意外に狭い。

通勤電車の隣に座った“見知らぬ他人”は、見知らないだけで全くの“赤の他人”ではない、間に2~3人を挟むだけで何らかのつながりがある可能性があるわけです。

そういう関係性の中で社会は成り立っています。

今回展示されている作間敏宏の「colony」という作品を見て、そんなことを思い浮かべました。

Pb025672

Pb025675

日本人の名前が書かれた小さなパネルが、写真のように組み合わさっている。
一端のパネルともう一端のパネルは、直接には繋がっていないけれど、間にいくつものパネルを介してならば、繋がっている。
その様子が社会そのものに思えました。

私の解釈なので、作者の意図と合っているかはわかりませんが。

|

« アートプログラム青梅2013、始まりました | トップページ | colony その2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« アートプログラム青梅2013、始まりました | トップページ | colony その2 »